浜寺公園バッタの原っぱでは、バッタ類生息に適した草地管理をしていきたいと考えていますが、今まで草刈による草地変化についてあまり量的な把握ができていませんでした。そこで、今回セイタカアワダチソウ抑制のための草刈にあたって調査コドラートを設けました。今回の草刈は7月26日に行いました。なお、この場所は6月14日に最初の刈り取りを行っています。写真は調査コドラートですが、1m×1mを3区画設け、そのうち、手前側の1区画をこの日刈取り計測しました。データは生重ですが、おおよそセイタカアワダチソウ1100g、ヨモギ100g、そのほか(イネ科、アメリカセンダングサ、ヘラオオバコ)43gというところでした。セイタカアワダチソウの下にはアメリカセンダングサが結構たくさん出てきています。
6月末から7月2日にかけて、京阪奈丘陵の田園を歩いてきました。北は普賢寺川の木津川合流点~水取で鬼灯川に入り高船経由で奈良最奥部の棚田~高山溜池~高山城址東側の大きな谷~竹林園~高山地域の棚田あちこち~高山小学校~富雄川沿いに学研北生駒駅という範囲を3日間かけて歩きましたが、この間暑くて疲れが翌日も残ってすごくしんどかったです。
この時期に行ったのは田植え後にこだわったからですが、丘陵地の田園には鳥はあまりいませんでした。
一番多かったのは普賢寺川JR線より下流域木津川沿岸低地で、ケリの密度がとても高かった。木津川沿岸低地は、水田のあぜにはケリ、ヨシ原化した休耕田にはオオヨシキリ、乾燥した草地にはセッカ、ヒバリ、河川内の草地にはオオヨシキリ、溜池にはカイツブリとパターンが非常にはっきりしていました。
丘陵地に入ると田植え前よりもケリの居場所は少なくなっていました。学研北生駒駅近傍のみでした。
そのかわりときどき見かけたのがダイサギ。アオサギよりも多くて、ペアまたは3羽でみかけることが多かったです。彼らはやや広めの棚田でみかけることが多く、コサギではなくこうした大型のサギが多いというのは広範囲から効率的に餌を集めるのに適しているからでしょうか。セグロセキレイは残念ながらほとんどみかけませんでした。
次の写真はピントがあっているのに枝がかぶってしましった残念なカワセミです。