きのう2月28日は、海遊館で「第5回ほっといたらあかんやん大阪湾フォーラム」がありました。私もスタッフの一員としてお手伝いしました。午前中は海遊館で魚を見つけようるワークシートの配布、海遊館前の直立護岸の海浜生物の観察など。ワークシートの終点ではチリメンモンスター(ちりめんじゃこに混じっているほかの魚などの稚魚をさがすゲーム)や万華鏡づくりなどが待ち構え盛況でした。海浜生物の観察ではイソギンポ(ハゼの仲間)やウミフクロウ(ウミウシの仲間でシルエットがフクロウ風)が見られました。午後はホールでフォーラム、前半は海遊館の立地する天保山の歴史と山西先生アレンジの子どもの自然離れを考えるシンポジウム。どちらもないよう盛りだくさんで、とくに子どもの自然離れをテーマに様々な取り組みを紹介するシンポはぜひ自然全体に広げて再度やってほしい内容でした。
3月1日 とうとう3月ですね。
きょうは浜寺公園自然の会の今年度最後の観察会、「浜寺水路のクラゲすくい+カニ釣り」をしました。例年この時期は水の透明度が高く、また水温が低いために北方系のクラゲがおり、観察できる種類が多いクラゲ観察のベストシーズンです。
きょうすくったクラゲはアカクラゲ2、ミズクラゲ(小)1、カミクラゲ6、サルシアクラゲ5でした。カミクラゲ、アカクラゲは観察だけのものも含めるとそれぞ10+、3という結果になるかと思います。サルシアクラゲは小さなクラゲで大阪湾では毎年発生していますが、この2年ほどみかけず、久しぶりでした。
すくいあげの難易度はミズクラゲ>カミクラゲ>アカクラゲ>サルシアクラゲというところでしょうか?カミクラゲはこぶりでたくさん漂っていますのですくいやすい。アカクラゲは大物なので少し苦労する。サルシアクラゲは透明でとても小さくみつけるのが難しいのが理由です。
かわってカニ釣りは、食いつきは悪かったのですが、秋にはみつかるチチュウカイミドリガニはおらず、タカノケフサイソガニもしくはケフサイソガニが釣れました。しかもメスは卵を抱いていました。チチュウカイと生活史がだいぶ違うようです。
それからカメの死体がみつかりました。クラゲは水路から直接すくいましたが、カニ釣りは護岸内に作られた海浜生物観察所のプールで行いましたが、ここではときどきカメがみつかっています。落ち込みやすいのでしょうか?