希少性以外の自然保護の理由を求めて、物質循環のキーになる生物について考え観察しています。この冬はカモの食べ物と食べ方について観察、またネットで資料を検索してみました。まだまだ初期段階ですが、カモシーズンも終わりなのでとりあえずのまとめをホームページに掲載しました。よろしければごらんください。
http://www12.ocn.ne.jp/~ecoact/kamosaiji.htm
30日大阪駅前ビルでサクラの開花を見ました。
希少性以外の自然保護の理由を求めて、物質循環のキーになる生物について考え観察しています。この冬はカモの食べ物と食べ方について観察、またネットで資料を検索してみました。まだまだ初期段階ですが、カモシーズンも終わりなのでとりあえずのまとめをホームページに掲載しました。よろしければごらんください。
http://www12.ocn.ne.jp/~ecoact/kamosaiji.htm
30日大阪駅前ビルでサクラの開花を見ました。
先日琵琶湖のなぎさ公園前のカモについて書きましたが、カモのようすを見ているとこのあたりは沈水植物でいっぱいのように思えました。ところで、最近「生態系再生の新しい視点~湖沼からの提案~高村典子編著」という本を読みましたが、その中に「琵琶湖南湖は1994年の大渇水以来沈水植物群落が回復し、最近は異常な密度に達し漁業やレクリエーションを阻害している云々」というくだりがあり、やはりそうだったかと納得しました。琵琶湖南湖のカモの生態は沈水植物の量が多いという条件のもとに理解すべきようです。
この「生態系再生の新しい視点」専門家向きで読むのに苦労しますが、生態系とはどういうものかを学ぶにはなかなかいい本と思いました。
25日、東京で開催された「シンポジウム 海洋利用・管理における包括的環境評価の試み」に参加してきました。Triple I はそこで紹介された環境指標であり、環境面での持続可能性と経済面での持続可能性を合わせた指標です。この指標を使って、東京湾の環境修復をするために下水処理場、人工干潟、アマモ場の造成を比較したケース、浮体式洋上風力発電の規模、位置などいろいろな条件で比較したケースなどが紹介されました。非常におもしろかったです。
指標自体は発展途上ですが、生き物系で紹介される「保全」についての研究成果が、決まった保全地域内での保全技術の話が多いのに対し、この研究はアセスメントや政策選択に関わるもので、自分としては「聞きたい事」でしたので東京まで行った甲斐がありました。森林の多面的機能が注目されたときがありましたが、森林は個々の機能では人工物に劣るが、総合的に機能を果たすことができることが特徴だということでした。しかし、TripleIを森林についてあてはめてみたらくつがえる可能性もあるのかなと思いました。
会場の東大山上会館のすぐ前が三四郎池。はじめて見ましたが、狭い谷の底にあることが意外でした。カワセミが飛んでいました。