海と緑とこどもたち HONDA ECOACT

地域にこどもたちと自然とのふれあいの場をつくろう!

ささやま活動レポート 12月19日

2015-12-23 22:29:55 | ささやま里山

月例のユニトピアささやま里山再生活動。年内最後の活動です。
川北黒大豆の畑も静かです。


本日の作業は1月17日震災の日に使われる竹灯籠の切り出しとオオムラサキ幼虫の探索と捕獲。
竹灯籠はエコリレーが毎年一部を供給しています。410本できましたが、品質検査で選抜されて350本ぐらいになるようです。


さて、私の担当はオオムラサキ幼虫の探索。8人の参加者がありました。昨年と同じ場所をさがしました。オオムラサキを取りに来る人がいるとかで、幼虫を捕獲して春まで一時避難させます。みなさんみつかるたびに歓声をあげていました。


オオムラサキ15個体と近縁のゴマダラチョウ14個体がみつかりました。


こちらはゴマダラチョウ。突起が3対です。


こちらはオオムラサキ、突起は4対です。


写真が傾いたままですが、この木がエノキ。ただし、こうした根元が何にも覆われていないところではみつかりませんでした。根元が常緑樹などで隠れていて乾いているところがいいみたいです。


珍しいことにカラスザンショウの木がありました。


棚田地区に戻りまして、これはナラ枯れで伐採した2本目の木。年輪を部分部分で数えてもらいました。のちほど報告します。


作業終了後、植物保護のためにネットで囲っているところを点検しました。
ここは最も広いところですが、シカが入ってササを食べたのかなあ?と疑わせる感じがありましたが、この時期シカにあるていど上にかぶさっている草を食べてもらうことは、むしろ下に隠れている草にはいいことなのかもと思ったりして・・・。


棚田のそばのイチリンソウが見つかったところは川の増水の影響を受けていました。


表面が流されています。はたしてイチリンソウはどうなったやら。


ここは別の保護区の外側ですが、明らかにシカにササが食べられています。


ドウダンツツジの新芽がきれいでした。


篠山口駅までの帰りの沿道で気になる樹木の列植。ポラード仕立てになっているみたいです。はさがけの木?


こちらもはさがけの名残?


ささやま活動レポート 11月28日

2015-12-05 19:12:10 | ささやま里山

 月例のユニトピアささやま里山再生活動。先月分は忙しくてすぐに掲載できなかったので、のちほどブログに出します。

 今回は11月28日の活動レポート。この日は収穫祭。かかわった人々が集って、棚田でとれたお米を味わう。+焼肉も。

 そのまえにやはり作業もしましたが、まず最初にナラ枯れにあったアベマキのうち、倒木の危険のあるものを伐採する作業。2本あるのですが、きょうは1本を倒しました。
 作業はベテランが担当します。
まず倒す方向に切り口をつくります。

そこを反対側から切り込んで倒します。

倒れました。田んぼには倒れましたが、小屋や池などはうまくよけています。

残った株と倒れた木です。根元の年輪は92+ありました。上方の枝の断面の年輪も40+ほどありましたから、かなり前から高さはあったようです。

伐採のおわったあとは、班にわかれて、棚田の作業、草刈り、伐採したアベマキの処理などを行いました。
カエルの産卵にそなえて棚田に溝を切る作業の風景です。棚田には自然に水がたまり、そこにヒキガエルが産卵するのですが、春の田んぼの作業のときに困ってしまうので、じゃまにならないように溝を切ってそこに卵を生ませるように誘導しようというものです。長靴でふんでへこませようとしましたが、無理で結局くわで溝を切りました。うまく産卵してくれますように。

こちらはのり面の草刈り作業。草花のために残していたところも全て刈ってもらいました。

そして収穫祭。棚田米最高でした。



お釜で炊いたものとそこはパナソニックですから、自社の高級炊飯器で炊いたものを食べ比べました。
右の白い箱は焼肉のたれ、初めて見ました。

右の棚の枝は倒したアベマキのもの。左の丸太は林内を片付けて出たものです。

サルトリイバラの赤い実がきれいでした。