満潮線の上にくらす貝タマキビガイの仲間は、水中にいることがきらいな貝ということは海の生物に関心を寄せる人には良く知られている。今度写真を使うことから、タマキビが水中から脱出するようすを撮影してみた。
①スタート 貝の種類はマルウズラタマキビ 5個体入れました。
②3分後 動いています。
③5分経過
④15分後 すべて脱出しました。
満潮線の上にくらす貝タマキビガイの仲間は、水中にいることがきらいな貝ということは海の生物に関心を寄せる人には良く知られている。今度写真を使うことから、タマキビが水中から脱出するようすを撮影してみた。
①スタート 貝の種類はマルウズラタマキビ 5個体入れました。
②3分後 動いています。
③5分経過
④15分後 すべて脱出しました。
久米田池で開催された「トンボとツバメの観察会」に行ってきました。この行事は岸和田自然資料館と自然観察指導員大阪連絡会の協同で開催されたもので、日本自然保護協会の「赤トンボしらべ」の練習を兼ねた内容となっています。
JR久米田駅で集合ののち移動、まずは、久米田池交流館で説明を受けたのち、西側の諸兄塚の周濠へ見に行きました。
久米田池交流館
諸兄塚周濠
休憩ののち、久米田池本体と春木川へ。
本日の成果としては、赤トンボではリスアカネ、ほかギンヤンマ、シオカラトンボ、クロイトトンボ、コシアキトンボ、ウスバキトンボなどが確認できました。ウスバキトンボが成熟するとけっこう赤くなることも確認できました。
リスアカネ
ギンヤンマ
ウスバキトンボ
久米田池のバン
沖のオオバン
きょうは久米田池に行くということで、岸和田自然資料館のKさんにぜひ聞きたいことがありました。それは久米田池は沈水植物が目立つのですが、そうなった経緯です。
沈水植物
平成元年ごろに久米田池の大改修が行われ、①牛滝川からの水路が拡張された。②春木川からは水が入らなくなった。(牛滝川は和泉葛城山が源流ですが、春木川は神野山が源流という違いがあります。)③底のヘドロさらいなどが行われた。④余水吐を大きくした。⑤堤防の強化が行われた。など変化があったようです。これらにより水質が変化し、透明度が向上したようで、その後、もとは牛滝川からの流入口付近にしかなかったコカナダモが全域に広がり、2002年ごろには全体で大繁殖した。しかし、コカナダモのこまめな除去が行われるなどして、コカナダモは減ったが、2008年ごろからはホザキノフサモと入れ替わってきたそうです。大改修以後沈水植物が増加したようです。
石津川本川に設置された魚道で調査が行われるとのことで、8月31日、見に行ってきました。場所はJR津久野駅に近い場所なのでどなたでも見に行けます。四手湯井堰と呼ばれる取水堰の端っこに設置されました。ここは跳ね上げ式の取水堰で、現在は使われていませんが、堰板は水平位置でストップしていて、水は滝のように落ちています。魚道の設置された場所は堰板が落とされています。
魚道に近付くにはロープを伝って急坂を降ります。たいへんです。
魚道のふちにそって網がはられています。
網の最上部には筒型のトラップがありここに魚が追い込まれる構造になっています。
魚道の反対側には取水口があります。
取水口には金属製のふたがあり、閉じられています。また、水面よりやや高く、堰板を完全に跳ね上げた状態でないと水は入らないようです。
さて、トラップに入った魚の確認です。います!います!
先端を開いて魚を取り出します。
魚ではボラの子が最も多く、あとモツゴ、タモロコ、テナガエビ、モクズガニが入っていました。
周辺の川の中の魚(魚道の上下)も並行して調べられます。採取は投網で行います。ボラがたくさんいました。魚道でつかまったものよりやや大きいようです。魚道をつたってボラが入り込んで育っていることがわかりました。
今回の網は最近入手されたもので、今年のアユの遡上時期には間に合いませんでしたので来年が楽しみです。ボラの子は乗り越えてきたわけですから、アユも乗り越えられないことはないでしょう。
帰りふだんサギをあまり見ないところでサギが群れているのを見ました。一度捕まったあとの魚は普段と違う行動をするのでしょうか。