浜寺公園バッタの原っぱの草抜きを行いました。抜くのはセイタカワダチソウとヨモギです。セイタカアワダチソウは独占的な植物で、これに覆われるとバッタの住む場所がなくなりますので、減らすようにしています。ヨモギも同じ傾向がありますが、これはあるていど減るとほかの植物と共存するのである程度減ってくれることが願いです。抜き取りという方法をとるのは、刈り取りすると全面的にバッタの居場所もなくしてしまうが、抜き取りはセイタカアワダチソウやヨモギだけを狙うので、ほかの植物がバッタの居場所として残せるからです。
ヨモギは地下茎で増えます。ある方角から地下茎が伸びてきて地上部が立ち上がるので、うまく抜くと写真のように一方向に地下茎が伸びているのがわかります。
地下茎の方向に向かってぬくと、あるていど地下茎ごと抜けます(もちろん限界はあります)が、反対に引っ張ると地際で折れてしまいます。そこらへんを見極めて抜くのがコツです。ある程度の範囲には抜ける方向が同じものが集まっています。
草抜きに先立って調査をしました。刈り取り、抜き取りどちらが抑制効果が高いかというのがテーマです。写真は刈り取り区で刈り取ったセイタカワダチソウ(上)とヨモギ(下)です。重量はセイタカワダチソウが660g、長さは50~70cmぐらい、ヨモギは540gで、40~50cmぐらいです。
次は9月に調査します。どうなっているかなあ。