いきなり、遺言?
彼岸花が、赤く咲く季節となったからでしょうか?
父(77歳)が、残した母へのラブメッセージ。
「僕の妻は、特別な大切な人なので、
いつまでも美しく健やかに過ごさせて欲しい」と
「僕の妻は、綺麗で好きだ」
私に託した父の遺言です。
私の両親は、親の反対を押し切って結婚しました。
長い二人の人生に何もなかったとわ思いませんが…
地方から上京した貧乏青年(父)は、ラグビー選手のごとく
母を脇に抱え人生の終焉まで走り貫いたと思います。
母と出会った時から、父は母が大好きだったそうです。
母を桐の箱にしまって、家の奥に置いときたいとか、
癌で闘病中も母が淋しがるからと、積極的に外出届を出し帰宅、
看護師さん方にも、母は綺麗な女性と自慢しておりました。
(言葉にする父に、子供の私も気恥ずかしかったです)
あきれる程、母が愛おしく好きだったんですね。
遺言と言うと、相続金ウンヌンとなりがちですが、
残された者へ、生きる力になるような
「ラブメッセージ」
美しいと感じます。