写真:カーネーション(母の日も近いですね)
ホテルオークラ東京、10カ国大使館夫人のガーデニング
と併設して行われる花展で
私は、ヤツデを活けさせて頂きました
みんなも知っている、手を開いた形のヤツデの葉です
私には、思い出深い植物なんですよ
幼い頃、ヤツデが描かれた、青磁の花瓶に花を入れ
父を青ざめさせてしまいました
どうやら
茨城県出身の板谷波山
陶芸家として初めて文化勲章を受章した人の作品
だったようです(本物だったのかしら???)
実家を探しても、花瓶が見つからないので分かりません
ただ、穏やかな美しい花瓶だったと記憶しています
花瓶に描かれた、ヤツデの美しさが忘れられず
本物のヤツデの葉を花展で活けてみました
ホテルオークラ東京、アトランティックルーム1階で
ヤツデを見たら私です ^^(ヤツデで、驚かないでくださいね)
板谷波山とは
身近な植物を「薄肉彫り」で立体的に表現
光を柔らかく包む艶消し釉薬(ゆうやく)を使い
独自の陶芸世界を切り開いた人です
アールヌーボー様式を取り入れたり、鉱物を巧みに
使うなど、生命の輝きや官能美を陶芸で表現しようと
したと言われています
現在、波山の作品は1000点程しか残されていないそうです
また、
波山の作品には、表に開花した花を描き
後ろ側には、つぼみの花が描かれています
板谷波山は、私の好きな陶芸作家です ^^