【てらこや講🇯🇵根本教典】  三代目⚫町奉行 てらこや講●講主 山崎亭●禅無  新鎖国主義者    

Spiritual craftsman [ Zem ] 言葉の彫り師  老舗工房    和⚫モダニスト

  

 5  わては生まれつき天邪鬼なり

2016-06-13 | 【 神楽●寄席 】


 わてって若い頃から天邪鬼だった。

 皆が好きな音楽ってのを馬鹿にするような所があった。

 それは皆が好きな音楽ってのは碌なモノが無かったと薄々感じていたからだった・・・

 別にわざわざ天邪鬼を目指していたのではなく、結果的にそうなってしまっただけである。


 皆が俗っぽいベタな音楽を聴いて喜んでいても自分だけソッポを向いて、マイナーな音楽を聴いて自分はあんな連中とは違うんだ! と自惚れているトンでも無く嫌な野郎だった・・・



 矢野顕子さんの思い出

 矢野顕子さんの音楽をわてはとても愛聴していた。

 だが、わての友人達は好んでいなかった。

 とてもエキセントリックな感じが好きだったが、周りの友人達は真にそのエキセントリックな所を毛嫌いしていた。

 矢野顕子さんってのは言ってみれば東南アジア独特のスパイスやパクチーみたいなもので、そのエキセントリックな所で好き嫌いが両極端に別れてしまう。

 今聴いてもとても好きだ。



 4  わて的音楽メディア論

2016-06-13 | 【 神楽●寄席 】


 1990年頃から1999年位の J-wave は本当に素晴らしかった。   神がかっていた。

 日本式の人を見る空気を読むというような社会風潮から全く無関係に世界の素晴らしい音楽を紹介してくれていた。

 DVj Xem's Lounge の楽曲の40%位は J-wave でかかっていた曲だ。

 外資系音楽業界の HMV, Wave, Tower record などのニューリリースをJ-wave のスタッフが時間をかけてセレクトした名曲ばかりだった。


 
 中国に行ってしばらく聴けなかった。

 日本に戻って久しぶりに J-wave を聴いてみたら、見事に日本式の人を見る空気を読むという風潮に毒されていた。


 ラジオってのは、売り上げだとか人気に関係無く価値のある音楽を後世に引き継がせていくというのも重要な役割の一つだ。

 だが、今はそういったラジオ番組が全く無くなってしまった・・・


 今の若い人たちはロック・クラッシックスだとかロック・スタンダードを知らないんだよね。

 
 ロック・クラッシックスってのはロックが出始めた頃の黎明期のルーツだ。

 ロック・スタンダードってのはロックをやる際には必ず知っておかねばならないマスト曲だ。

 まずルーツを知って、バンド・ミュージシャン・ギタリスト・マスト曲ってのを知って点と線で結びつける。

 それからやっと自分でロックができる。


 最近のロックってのはロック・クラッシックスやスダンダードを知らないままロックをしているんだよね。



 わて、イベント・パーティー系の人々にはいつも幻滅を感じさせられてきた。

 音楽系特有の不誠実さが嫌だった。

 一見、リベラルで開放的で友好的な雰囲気な癖して、実は閉鎖的で不公正なんだよね。

 

 だが今は自分が本当にいいと思う曲ばかり紹介して、本当に理解してくれる人が聴いてくれればいいという理想的なシステムができあがった。

 わての DVj Xem's Lounge も 初期J-wave のコンセプト“ The best music on the planet ”をそっくりそのまま継承する事を無意識の内に目指していたのだ!