自然のまま 気の向くまま・・・

田んぼの虫や 畑の生きもの。
 いのち って みんなつながってるんだなぁ・・・

農業について考えてみよう!

2012年11月22日 | のうぎょう

とよかわ農園より、お米を購入していただいている方とのメールのやり取りの中で、とても興味深い
農業現状への意見がありましたので、掲載させてもらうことにしました。


 


                                        


農家の高齢化は、全国農業人口平均が65歳といいますから、後継者問題や耕作放棄地問題は深刻な
問題です。

穂が見事に稔っているある田んぼで知り合った兼業農家の50歳くらいの男性は、2町5反ほど耕作
していていろいろお話がうかがえて面白かったのですが、別れ際に一言、「こんなもの、ない方が楽だよ」
と言い残して去りました。

私の同僚の兼業農家は、5反しか耕作していませんが、農協が勝手に持ってくる化学肥料と農薬を使用して、
農協の指導のままに作業して、重作業は専業農家に委託している、だから米はかなりの部分を親戚一同に
30kg5000円で買ってもらって、ようやく赤字をまぬがれる程度、息子たちはまったく関心をもって
いないとのこと。
どちらも、慣行農法で、作物を農協に納入している農家さん達の有様です。

その一方で、私の知る限りですが、農業をやりたいという人々は、ほとんどの人が農業とは無縁の世界で
生きてきた人達で、50代後半から60代前半が一番多く、20代、30代、40代の人も少しずついる、
というのが実情のようです。

まず何よりも、農業自体が、つらくても楽しい、やりがいと誇りがある、そして生活が成り立つ、という
ものでなくては、農業の再生はないのではないかと考えています。 作業それ自体の充実感、自然や地域
社会や消費者との良質な応答、まともな生計、そこにそういうものが確保されれば、後継者は呼ばなくて
もやってくるはずです。

慣行農法では、それはむずかしいでしょう。また金儲けのビジネスとして事業参入してくる傾向も同様
でしょう。

「自然と調和した農業」・・・・・これがポイントだと思います。癒しもあり、やりがいもあり、創造性
発揮の充実もあり、でしょう。

福岡正信さんは、若いころの体験で、自然は何も手を加えないでもすべて備えている、世界はひとつだ、
という直観的発見を得て、人知・人為不要の自然農法を開発を志しました。
彼の発見はまったく正しいのですが、人知・人為には、自然に調和する方向での使用と、反自然行為として
の使用があることを、彼の思想言語のなかで明確に区分けしなかったことは惜しまれます。

そもそも畑をつくること自体が、人知・人為な行使ですし、また彼自身の自然農法開発もまた人知・人為の
行使であることを考えれば、自然がゆるす人知・人為の使用というものがあるのは明らかなことです。
自然こそが、人知・人為を人間に付与したのですから。

ただその使用にあたっては、自然との調和、自然とひとつになった直 観・直覚にもとずいて、その範囲で
人知の危険性をよくわきまえながら行使しなさい、ということだと思います。

人知、つまり言語による認識作用は、元来が二項対立、つまり、自対他、人間対自然、生対死、といった
固定的対置性を生み出すことで成立しています。
ですから、たとえば人間対自然において、「人間は自然を支配する」といった対立的定義を受け入れて
しまえば、農薬や化学肥料、遺伝子組み換え種子、なんでも導入は可能になるわけです。

そういう自然や現実の本当の姿から遊離してしまいがちな言語的認識作用の危険性や誤りを指し示し、
正しい方向での人知の運用を示唆してくれるのは、自然や現実とひとつになった直観や直覚の作用しかない、
福岡正信さんはそのことを よく心得ておられたと思います。

木村秋則さんが、自然栽培では観察が大切だと言われるのも、同じような趣旨を含んでいるのかも
しれませんね。


                                        



こうして、共感してくださる方々と 繋がれることが何よりも嬉しいです。


自然栽培は正しいのか?と聞かれると、私は正しいとは思いません。

ただ、自分の心に正直になると、自然栽培をやっていて良かったな・・・と感じるから
続けているのだと思います。

みんな、それぞれのやり方があります。 

とよかわ農園では、木村秋則さんの自然栽培が自然の理にかなってるなぁと思うところがあるので
それに準じた栽培をしているのだと思います。

共感してくれる方と、未来を共にしていけたら・・・未来は明るい  と勝手に思ってます


気になったら・・・お米お試しくださいね 




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雪が・・・

2012年11月21日 | あおもり
すっかり寒くなってきました  ブルブル



雪対策の“かっちょ”も、出来たし。 

小屋の中で、スタッドレスタイヤの交換もしました。

そして・・・

  雪が降ってきました~~


でも・・・・ 季節があるって、面白いのかなぁ。変化があるってことですもんね。

変化を楽しむこと。 

年をとるごとに、忘れそうな感覚だけど  大切にしたいな。





家の中では、植え替えしたバジルが花を咲かせています・・・ 




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カッチョの時期です

2012年11月16日 | あおもり
津軽では、地吹雪から家を守る為に「カッチョ」という囲いをします。

きょうは、家にカッチョを取りつける作業をしました。




私が手伝っていた時は、晴れ間もあったものの、みぞれまじりの雨がふったりで
寒い中、重い木を持って頑張っていました。

完成したのは、真っ暗になってからで、写真に収めることができず・・・・。




それにしても、最近は 雨 雨 雨・・・


でも、おかげで虹に遭遇することが多くて嬉しくもあります。

  


    


お隣さんから貰った柿や、静岡の友人から貰った柿は、蔵に吊るして干柿に。




しばらく畑を見ていなかったけど、なんだか大きく育っているものもあって・・・

なんだろう?と見てみたら



採り忘れた カブでした。  もうスが入って食べられないだろうなぁ・・・








私は家の中で、さつま芋を茹でました。 奥に写っているのはグラニュー糖を煮詰めています。

何を作ったかというと・・・・


 さつま芋プリン!!



あと・・・何日か前に作ったのですが、あんまん。

 蒸してみました。

寒い時は、ホカホカのあんまんは何よりのごちそう 


あと、おからを煮たものにカレー粉を混ぜてあんにしてつめたら、カレーまんのようでした。

美味しい発見です  


あんこの方は、お義母さんの てづくり。

おはぎを作ってくれました。 



 


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田舎の冬は近づいているのです・・・
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ハウスも冬支度

2012年11月11日 | のうぎょう
我家のビニールハウスも、ビニールをはずして冬支度です。

きのうのブログで解体と書いていましたが、ビニールをはずす作業の間違いでした 

解体しちゃったら、また春に組み立てなきゃいけませんもんね。



ここ数日雨が降り続いて、なかなか作業が出来なくて気をもんでいたのですが
きょうはとってもいい天気でした。

ビニールを外すには、風が強いとあおられて大変危険な状態になります。

最初は微風だったのですが いきなり強風になり、ロープで押えたり数人が登って押えました。

とっさに登ろうとしましたが・・・ あれ?どこに足かけるんだ? 気が動転して登れませんでした 
昔は木登りが大好きな少女だったのですが・・・・




今年1年御苦労さま。 また来年、育苗で活躍する予定です。




今月の初め頃から、白鳥が飛んで来ていました。遠いシベリアから渡ってきたんだろうなぁ・・・

きょうも空を横切って飛んでいました。その鳴き声を聞きながらの作業でした。

 小さくて見えませんが数羽飛んで行ったのです・・・


 ハウスのビニールって、でっかいですね~!! 改めて思います。





  

スッキリしたけど、なんだかちょっと寂しい気分。








お隣さんから柿をもらいました。

 昨年は、干し柿が思うように上手く出来なかったので、再挑戦です。





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冬支度  移ろう季節の お楽しみ
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創意工夫

2012年11月06日 | 日記
きょうの空は雨模様。

お米の宅配の手続きをしました。 ご注文いただいたお客様~ 新米が届くのを待っていてくださいね!


そして、お米を配達しつつ 遊びに行った先で、大好きなターシャテューダーの本を貸していただきました  



郷土料理を残していきたい・・・とおこわを御馳走してくれたり いろんなものがあってワクワクでした。

そんな会話の中で、「からむし」から出来た繊維を見せてくれました。



カラムシは、ネットで調べたら、イラクサ科に属する宿根草の植物だそうで、いろんな織物がつくられて
いるようです。

  
こんな感じですね


 こんな縄も編めるのだそうです。昔の人ってすごいですね!


知恵と工夫は、やはり何もないところから何かを生み出す時に出て来るものなのでしょう・・・

ピン  ときて創るものは、きっとワクワクした気持ちだったのではないかな?

モノをつくるって、やっぱり楽しい  



そんな空間をつくっていきたいな・・・ と、再確認する日々です。


楽しいことしたい人、この指と~まれ! 




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