自称米子のプロモデラー

模型、フィギュア、ジオラマを製作するブログ

手塚キャラ製作 その8

2024-05-21 19:19:53 | 模型

今日はネットが繋がらず更新が遅くなってしまいました。

昨日の昼からネットが突然繋がらなくなり、色々調べましたが全く原因が分かりませんでした。

ルーターの電源を入れ直したり、光ファイバーが切断されていないか調べたりしましたが全く原因不明でした。

仕方がないので、今朝サポートに電話して見ました。

症状をサポートの方に詳しく話して調べてもらいましたが、料金未払い等で遮断されているわけでは無いと言う事でした。

ルーターの不具合ではないかと言う事で、電源を抜いた後、初期化ボタンを押しっぱなしにして電源を繋ぎ、30秒押しっぱなしにすると言う方法を試しました。

するといとも簡単に繋がりました。

サポートの方から親切丁寧に教えていただいたので無事繋ぐ事ができました。

ネットに繋がらなかったのは、単にルーターのエラーだったようで、初期化で繋がりました。

ネットに繋がらなかったのは半日ほどでしたが、かなり困りますね。

PCのメールがチェックできないし、iPadで検索できない。

携帯も4Gでないとネットに繋がらずLINEもできない。

たった半日でしたが非常に困りました。

今まで有って当たり前の物が無くなると思っていたより困りました。

ネットの有り難さをとても感じました。

このブログもネットが繋がっているからアップできるのですから、感謝なければなりませんね。

ということで、今日も「百鬼丸」の製作です。

昨日は髪の毛の植毛をしましたが、今日は顔の書き込みをアップします。

先ず、白目と口の中を塗りました。

次に眼球を書き込みましたが、この物語の時は義眼と言う設定なので透明樹脂は使わず、塗装だけで仕上げました。

目は義眼なのであまりリアルさは出さず、ペイントの作り物っぽさを再現しました。

次に髪の毛をカットして百鬼丸らしくします。

このシーンです。

アニメでは、血まみれですのでこれもこの後一つ一つ書き込みます。

まだ表情が物足りない感じがしますので、髪の毛と合わせて微調整します。

まだまだ細かい製作が続きます。

続く!

 

 

 

 


手塚キャラ製作 その7

2024-05-20 07:05:15 | 模型

最近、暑かったり涼しかったり、1日で10度以上変化する毎日で、自律神経がおかしくなりそうです。

まだ梅雨にもなっていないにも関わらず、ジメジメの日もあり、塗装のタイミングが難しくなりそうです。

そんな日々ですが、今日も「百鬼丸」の製作をアップします。

昨日、顔の型取りと複製をアップしましたが、今回はその複製した頭部への植毛をします。

シリコンで型取りし、キャストで複製しました。

白い方が、キャストで複製した頭部、右の物が、スカルピーの原型です。

この複製した頭部に髪の毛を植毛するため、生え際のみぞを彫りました。

この溝に毛を差し込んで植毛しますが、植毛すると肌色の塗装がしにくくなるので毛を接着する前に肌色部分だけでも塗ります。

先ずサーフェーサーを塗ります。

植毛は、毛を発泡スチロール用の接着剤で固めた物をたくさん作り、それを順番に並べて溝に差し込んで発泡スチロール用接着剤で接着します。

このような毛を平たく固めた物をたくさん作ります。

顔の部分はエアーブラシで肌色部分を塗装しておきます。

製作がちょっと戻りますが、ベースの部分も作ってあります。

ベースは10センチの発泡スチロールで作って有りますが、百鬼丸本体を支えるアルミ棒を差し込む厚みが必要なので、厚くして有ります。

この形状は、百鬼丸の父親の「家紋」?をかたどっています。

植毛ですが、塗装した頭部に、毛の束を順番に並べて接着してゆきます。

このように、頭部に彫った溝が毛の生え際みたいになります。

このままではバサバサの状態ですが、散髪をして発泡スチロール用の接着剤をアルコールで薄めて歯ブラシで毛の部分に塗り付け、乾燥する前にある程度形を整えます。

後ろ頭のうなじ部分は、毛先を整えてうなじ部分に直接貼り付けています。

溝は彫っていません。

どうしても毛が跳ねたり綺麗に並ばなかったりするので、その時は歯ブラシに発泡スチロール用の接着剤を塗り、アルコールにちょっと浸けて柔らかくし、その歯ブラシで軽く撫でるように毛をときます。

ゆっくりと撫でると毛が整います。

文字で書くと簡単そうですが、これがかなり厄介な作業になります。

歯ブラシの接着剤が乾きかけた状態で撫でると毛が歯ブラシにくっついて余計にバサバサになります。

なので、必ずアルコールに浸して撫でます。

使用するアルコールは消毒用でも使えます。

他にタミヤのアクリル塗料用の溶剤でも使えます。

アルコールはたっぷりつけながら歯ブラシで毛を整えます。

この作業が意外なほど大変です。

根気の一言です。

このような作業ですが、この百鬼丸以外にも色々やりましたが、これよりもっと複雑な形状の植毛もしました。

その植毛のキャラクターは何か?

それはまた別の機会にアップします。

続く!

 

 

 


手塚キャラ製作 その6

2024-05-19 10:03:46 | 模型

今日も「手塚治虫先生」のキャラクター「百鬼丸」の製作ですが、頭部の型取り、複製をします。

まず、頭部のスカルピーをオーブントースターのドアを開けっぱなしでつっこみ、表面がしっとりとした艶消しになるまで焼きます。

頭部には木の棒を付けて、オーブントースターの電熱部分に接触しないようにして焼きます。

うまく焼ければ、カチカチの状態になります。

焼けていなければ柔らかいままですので、さらに焼きます。

全体が焼けて冷えたら、「ほいくねんど」に半分埋め込みます。

埋め込んだ後、型枠を作り、シリコンを流し込みます。

シリコンは夏場は気温が高いので半日位で固まる事が有りますが、冬場は一晩かかります。

シリコンが固まると、消しゴムのような硬さになるので、ひっくり返して型枠を外し、「ほいくねんど」を綺麗に剥がし、シリコンバリアーを塗って、もう一度シリコンを流し込みます。

そうして、たい焼きの型のようなシリコン型を作ります。

この型に樹脂の流し込み口をカッターでカットします。

次に型を合わせてゴムバンドで縛り、キャストを流し込みますが、キャストは水のように流動性が高く、細かい部分にも流れ込みます。

AとBの液体を同じ重量で混ぜます。

紙コップをはかりに乗せて液を入れて手早くかき混ぜます。

キャストの樹脂液は水分が混ざると発泡するので、湿度の高い日は使用しない方が良いようです。

硬化が早いので素早く流し込みます。

流し込んだら流し込み口を手で塞ぎ、上下ひっくり返したり揺すったり、型を軽く叩いたりして気泡を抜きます。

でも。手で流し込むので、どうしても気泡が残ります。

左が複製したキャストの頭部、右が、スカルピーの原型。

よく見るとやはり気泡が有ります。

これはキャストのクズを細く尖らせた物を作り、気泡の穴に差し込んで瞬間接着剤で接着して削ります。

この方法が一番簡単で早い処理法と思います。

この複製頭部を本体に仮付けしてみると、

首の継ぎ目はこの後仕上げますが、その前に髪の毛を植毛します。

上の写真をよく見ると、額の上に溝が掘ってあるのが分かると思います。

この溝に毛を差し込んで植毛します。

後頭部の束ねた毛は、穴を開けて毛の束を差し込みます。

使用した毛は、「レーヨン」の黒い繊維を使いました。

毎回、フィギュアの植毛はかなり苦労します。

この植毛で大変な目に遭うのですが、その話はまたいつかします。

とりあえず、「百鬼丸」の植毛、仕上げをします。

続く!

 


手塚キャラ製作 その5

2024-05-18 07:30:13 | 模型

今日も「手塚治虫先生」のキャラ「百鬼丸」の製作ですが、フィギュア本体の造形がだいぶ出来上がってきたので、着物の方を作り始めます。

体はサーフェーサーを吹いて磨き上げ、塗装して行きました。

義手と義足部分は塗装してからサンドペーパーで削り、塗装の剥がれを再現しています

生身の右足は綺麗な状態の素足に仕上げます。

次に着物ですが、

黒い綿の生地を裁断して、実際の着物の生地を縮小した物を作ります。

それを発泡スチロールの接着剤で貼り付けて仕立てます。

この大きさでミシン等で縫うと、ステッチ跡が大きすぎて違和感が有りすぎます。

それで接着で繋ぎ合わせます。

多少接着剤のはみ出た汚れが有りますが、洗濯していない着物の汚れという事で、特に綺麗に仕上げようとは考えませんでした。

生地を接着で繋ぎ合わせたら、百鬼丸の着物独特の模様を入れて行きます。

マスキングテープを模様の形に切り抜き、所定の位置に貼り付けたら、アクリル絵の具の白をチューブから直に筆先に取り、それをポンポン軽く叩くように生地に塗り付けます。

塗り終えたらマスキングを剥がして位置を変え、また塗り付けます。

そうして黒の生地に白い模様を入れます。

フィギュアに着せるとこんな感じになりました。

着物だけでなく、下着も付けています。

六尺ふんどしと言うやつです。

全く見えない部分ですが、安心してください、はいてますよ。

だいぶ形が見えて来ましたので、顔の仕上げも進めます。

顔は「スーパースカルピー」で製作しているので、オーブンで焼かない限り、油粘土のように柔らかいのでどれだけ時間が経っても加工できます。

オーブンで焼くとカチカチになりますが、焼いた後も粘土を追加して造形できるのがスカルピーの良いところです。

ただ、最大の欠点が、ヒビが入るところです。

なので、仕上がったらシリコンで型取りし、キャストで複製しておきます。

型枠を作り、粘土に頭部を半分埋め込み、シリコンを流し込みます。

その様子は次回に。

続く!

 

 

 

 

 


手塚キャラ製作 その4

2024-05-17 08:35:57 | 模型

連日製作の手塚治虫先生のキャラクター「百鬼丸」ですが、裸の状態がだいぶ形になって来ました。

着物を着せてしまうので体部分はほとんど見えなくなりますが、それでも筋肉や骨格はちゃんと作ります。

背中部分ですが、肩甲骨や、背骨の窪み、筋肉の形等しっかりと作ります。

腕の義手っぽい感じもほぼ見えません。

しかし、見えなくてもしっかりと形を作っておかないと着物の布の形から、体の形がわかるんですね。

こう言うものって、手抜きをすると、ちゃんとバレるんですね。

なので見えないからと言っても手抜きできません。

ただ、表面の傷等、多少粗くてもわからないと言うのは有ります。

それに、百鬼丸は魔物と戦って義手や、義足も傷だらけになっているので、多少仕上げが荒い方がリアルなのかもしれません。

でも、サーフェーサーの吹き付けの後、仕上げの肌色を塗りますが、わざとサンドペーパーで塗装の剥がれを再現したりします。

義足部分ですが、球体関節人形の足のような形状にします。

可働まではしませんが、それらしく造形します。

肌の色を塗り、後でサンドペーパーでエッジ等削ります。

手と足のパーツ。

腕部分も可動はしませんが、それらしく造形します。

足は、生身の足なので骨格や筋肉の表現をします。

全体がこんな感じになりました。

体の製作と同時に、着物の製作と、顔の型取りを段取りします。

着物は実際の綿の生地を買ってきて裁断して作りますが、縫製するのではなく、接着剤で貼り付けて作ります。

顔の型取りと複製はこれで、

型取りにはシリコンゴムで、複製には無発泡ウレタン樹脂、(キャスト)で行います。

顔と言うか頭部ですが、スーパースカルピーで造形した物って、年月が立つとヒビが入ってきます。

ちゃんと焼いて加熱したにも関わらずヒビが入ります。

そこで、ヒビが入る前にシリコンで型取りしてキャストで複製しておけば、経年劣化のほとんどない良い状態の造形が出来ます。

完成したフィギュアの顔部分にヒビが入ったら、かなりショックです。

なので、永久保存できるように型取り、複製します。

腕パーツにもテープ状の布を巻き付け、設定の通りのデザインにします。

足にも「ゲートル」の様な布テープを巻き付け、接着します。

右腕の完成状態です。

塗装は、あえて剥がれている感じにしています。

刀の刀身のなかご部分には「メクギ」と言う柄と刀身を固定する釘の穴を開けました。

両腕がこの様な形になりました。

手は指の無い手袋のような形に布を貼り付けました。

この後、着物の仕立てをします。

実際の着物の形状を縮小して縫製はせず、全て発泡スチロール用接着剤で貼り付けて仕立てます。

これが案外難しい。

続く!