鈴木保奈美の番組「あの本、読みました?」をたまに見る。
そして気になる本は図書館に予約。
無ければ県内を縦断検索、または隣の市の図書館も。
とにかくもう本は買わないと決めている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/ff/1a60615998673c8452b8794ae71d2704.jpg?1712815213)
そうやって順番が来ると、いそいそと出かけて借りてきた、
「夜明けのはざま」町田そのこ著
お話の先へ急ぐから「あれっ?」となると、前のページを繰って読む。
早いんだかユックリなんだか、忙しない読書になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/83/dfd0e8e5d5461f283e1894d4bd1c4a69.jpg?1712815263)
1話を読んであれ?と思ったら、
前に読んだ「ぎょらん」と同じくオムニバスだ。
物語の舞台も葬祭場だけど、家族葬のみの一軒家風の造り。
柱となる女性はここの社員。
プロポーズされているけど返事は保留。
その理由は…。
元夫から、というより代理の友人から葬儀の手伝いを頼まれた生花店の女性。
亡くなったのは恋人だというのだが、そのひとは…。
新入社員の彼は貧しい家庭に育ち学校ではいじめられ、
貧乏から抜け出すには勉強が出来なければと、
頑張って大学に合格したのに、アルバイトで貯めた入学金を母親が…。
主人公は彼氏から返事を迫られ、下した決断は…。
まぁいろいろな事情が描かれているのだが、
昭和な男(いや女も)の女性に求めるものが、
今の朝ドラ「虎に翼」の時代とさほどに変わらない。
オカンの娘たちは良い相手に出会っていると感謝だ。