eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
質問等はコメント欄にて。

何故、家庭用分電盤の漏電ブレーカが遮断しなかったのか

2015年07月20日 | eつれづれ
電気柵に感電し7人死傷 男の子が電線に触れ、周囲が感電か
静岡・西伊豆町で川遊びの家族が次々に感電し7人が死傷した事故で、警察は16時現在も、専門家などとともに検分を行い、事故が起きた当時の状況をくわしく調べている。
警察などによると、感電の原因となった電気柵は、アジサイの近くでワイヤが切れ、先端が川に漬かった状態だったという。このワイヤがもともと切れていたのか、それとも触ったはずみで切れたのかはわかっていない。
また、けがをした8歳の男の子は、手のひらの半分を断裂する大けがをしていて、この子どもがまず電線に触れて、周囲が相次いで感電した可能性がある。
電気柵は、物置から家庭用の電気が引かれ、変圧器が設置されていたという。
警察は、専門家とともにくわしい調べを進めている。
コンセントからつないでいた電流は、変圧器を使っていたということはわかっているが、その変圧器が正常に作動していたかなどを含めて、くわしく調べている。

死亡、感電で手のひら半分断裂...入力は概算値だが計算上、6172mA(6.2A)が人体に流れた。運悪く素足で水の中では、よく電気ショックで魚が水面より飛び出す魚とりの様だ。
通常は100Vを直接、電気柵として裸配線布設しても動物、草木の接触で当然感電するが、変圧器がついていた話なのでオートトランス、絶縁トランスで一応、電圧は落として使用していたのか。結局、電源もトリップせず誰かが切るまで通電していた可能性があるので計算上、感電電流は6.2Aしか流れない(人間にとっては事故の如く致命傷)ので多分2P20A程度の安全ブレーカは全く動作しない事がわかるがオートトランスの場合、分電盤の主漏電ブレーカがトリップする所だが。電気柵専用電源は高価なので素人工事で自作したのか...絶縁トランスの+側を電気柵に片方は大地に埋め込んでいたのか。通常の片側接地は漏電した時には大きな電流が流れるので人体にとっては危険だが漏電監視は容易になる利点がある。

最悪の条件で死亡に至る感電電流は20mA程度、6100mAではとんでもない電流が流れた事になる。医療の手術室コンセントは電気が漏れても患者が感電しない様に接地をとっていないので流れる電流は0に近く人体の静電容量経由だけかも知れない。因みに漏電した場合、検出する機器は絶縁変圧器とセットで監視している。
設置していた住人の過失責任は重く素人細工は大きなリスクがあると認識すべきだが報道等の情報では推測しても、この程度しか計算出来ない。
何れにしても大変痛ましい、気の毒な電気事故だ。



接地相の漏電改修

2015年07月20日 | eつれづれ
過日の定期点検でキュービクル電灯回路、低圧絶縁抵抗値3線とも0MΩ、漏電警報器鳴動無し、現場分電盤の漏電ブレーカも遮断せず経過。本日、当時、施工した業者に徹底調査指示。漏電ブレーカ電源側より追加で電源をとってるがパソコン突然切られるのがダメとの事で変更した話だったが今は時代が変わりUPSバックアップがあるので特に負荷側でも問題は無くなった。狭いバーの中にIV線で配線したので長年の変化でT相に被覆が食い込んでしまった。

電線は剥きだし、とはなっていない感じだがメガー測定すると接触している。全部バラして正規に漏電ブレーカ負荷より配線変更する。

ここから、数値的根拠の計算-分岐ブレーカは2P20Aで接地相が漏電した場合、7.06mAなので主漏電ブレーカ、漏電警報器動作しない事が判る。

50Aの負荷では23.52mAで、まだ漏電動作はしないが2P20Aブレーカがトリップしてしまう。

100Aでも47.04mAなので漏電動作は主漏電ブレーカ感度は100mA、漏電警報器感度100mAなので何れも動作はしない。(50Aと同じ様に2P20Aブレーカは瞬時にトリップする)

これが接地相の漏電は漏電ブレーカが感知しない理由だが、負荷電流が大きくなれば漏電ヶ所の線路長、電線太さ抵抗によって動作する事もあるが一般的には動作しないと考えて良い。工事やレベルでは、場所特定し改修その後、異常ありませんでした...数値的根拠を報告書に写真付きで記載しないと。

また戻り日本をダメにしますか!!

2015年07月20日 | eつれづれ
新国立撤回でも内閣不支持拡大 世論の逆風、政権危機感
安倍内閣の不支持率が支持率を上回る傾向が強まっている。報道各社の世論調査で反対が大きい安全保障関連法案の採決を、衆院特別委員会で強行したことが大きいとみられる。新国立競技場の建設計画の「白紙撤回」も支持率を反転させるには至らなかった。夏以降も世論が割れる難題が待ち構えており、政権は危機感を強めている。
「刹那(せつな)的な世論だけに頼っていたら、自衛隊も日米安保条約改定もできなかった。国民のために本当に必要だと思うことは、多少支持率を下げてもやってきた。これが自民党の歴史だ」。自民の高村正彦副総裁は19日のNHK番組でこう述べ、強気な姿勢を見せた。
菅義偉官房長官は19日、横浜市での講演で「PKO(国連平和維持活動)に参加する時も憲法学者の多くは違憲だと言った。世論も厳しかった。しかし、PKO活動は9割を超える皆さんから理解をいただいた」と述べ、安保関連法案を今国会で成立させることを改めて強調した。だが、報道機関の世論調査で支持率が30%台になり、支持と不支持が逆転する傾向が続く。世論の逆風を懸念した安倍晋三首相は、新国立競技場の建設を白紙で見直すと表明。朝日新聞の世論調査で7割超が「評価する」と答えたが、支持率の反転にはつながらなかった。政権には危機感が高まりつつある。
自民のベテラン議員の一人は「政権の言い方は『法案が理解されないのは国民や憲法学者が悪い』と聞こえる。自分たちの説明不足を棚にあげ、謙虚さが感じられず、支持率低下につながっている」。公明幹部も「新国立の見直しで持ちこたえたのが救い」と話す。
今後、政権に支持率上昇につながる要素が見当たらないことも不安要因だ。参院の安保関連法案の審議では、野党は衆院以上に厳しい姿勢で臨むとみられ、与党は再び採決強行を強いられるのは確実だ。8月には世論の賛否が割れる九州電力川内原発の再稼働を控え、戦後70年の「安倍談話」についても、内容次第では国内外の批判を招く恐れがある。


誰しも平和が良いのは当たり前だのクラッカー...支持率など余り関係なし??国民、選挙でまた民主野党に入れて政治ひっくり返しグチャグチャ、そしてウソつかれても良い覚悟があるのか...直ぐ忘れるそんなバカな国民では無いだろう散々学習したハズ...。当時の民主政権も散々、強行採決をやっているが立場変われば同じ事の繰り返し、これも民主主義なので国民知らずとも多数決で決まる現実。



認知症は治せない

2015年07月20日 | eつれづれ

一口に認知症と言っても色々な病気が混在している、パーキンソン病も表情無くなり、幻視、幻聴、手足のこわばり、歩行困難、喉の筋肉も弱ってくるが心臓、肺、他の臓器は脳の指令伝達は関係ないのでボケても長生きするのか。交通事故、ガン他これらの病気をクリアした人だけ空気を吸って長寿に生きられるシステムの様だ。