eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
質問等はコメント欄にて。

午後より定期点検実施する

2017年05月25日 | eつれづれ

高圧気中負荷開閉器(PAS)のSOG制御装置手動スイッチにて開放する。今回は試験器での動作確認はしない。

キュービクルに短絡接地取付。

撫でる、拭く、スプレーかける清掃作業。

変圧器内部点検。

午後2時より約30分程度のアット言う間の定期点検...。

太陽光発電2019年問題

2017年05月25日 | eつれづれ
太陽光発電2019年問題に関する大変わかりやすい解説がありましたのでネットよりコピーさせて頂きました。
住宅用太陽光、迫る「2019年問題」/余剰買い取り期間満了
◆120万キロワット、エネ庁が活用策検討
住宅用太陽光発電の「2019年問題」が迫っている。余剰電力買い取り制度による10年間の買い取り期間が終わる発電設備が19年に初めて現れ、その規模が約120万キロワット・40万件弱に上る事象を指す。
これらは自家消費や仮想発電所(VPP)のリソースにするなど、様々な活用法が考えられる。経済産業省・資源エネルギー庁は買い取り期間終了後の住宅用太陽光が安定した発電を続けられる仕組みの検討を提起しており、きょう25日から始まるエネ庁の有識者会議でも議題に取り上げる見通しだ。
2019年問題とは?
近年、住宅用太陽光発電は急速に普及拡大してきました。
導入件数は160万件以上となり、全体の6%程度の屋根に乗っています。
※2014年6月 JPEA資料抜粋
これだけ普及してくるとともに問題になってきたのが今回の題材になってる『2019年問題』。
3年後の2019年、太陽光発電を導入した際に電力会社と契約した「固定買取制度=売電」が満了する人が出てくるということです。
この制度があるから、導入されたという方がほとんどではないでしょうか。

では、これが何で問題になるでしょうか。
電力会社に買取義務がなくなる
東電などの電力会社には、太陽光発電で創った電気を決められた金額・期間買い取りしなくてはなりないという義務があります。
これが、前述したように「固定買取制度=売電」になります。
金額に関しては、導入した年によって単価が変わってますが、期間に関しては『契約から10年間』と決められています。
そうなんです。「固定買取制度=売電」が始まった2009年から10年経過した2019年がもうすぐやってくるんです。
買取期間が終わるとどうなるか...現在言われているのが、これまでよりもずっと安い価格(10円以下※回避可能原価以下)で買い取るか、もしくは買取自体を行わないという選択も出てきます。
予想では、東電・九電は買取を行わない可能性が高いのではないかと思っています。
東電はそんな余裕(金銭的にも人材的にも)がないでしょうし、九電に至ってはメガソーラーが集中していますから住宅用まで買い取ってくれるかどうか...。
元々、電力会社からしてみれば太陽光発電の電気を積極的に買取はしたくないはずです。
特に住宅用では規模も小さく手間がかかるうえに、天候に左右される不安定な電力です。
大手になればそこに頼らなくても大規模で安定した発電設備を持っていますので「いらない」と判断されてしまうのが現実じゃないかなと…。
脱原発だと騒がれた時期もありましたが、現在続々と運転再開していっていますからね。
では、買取終了後はどうしたらいいのか...考え得る答えは3つです。
①売電を諦め発電している昼間の電気だけ使用する
②蓄電システムを導入し、太陽光で創った電気を蓄え自家消費する
③少しでも高く買ってくれる新電力を探す
1つ目は、電力会社が買取してくれなかったら諦めて新たに設備投資することもなく昼間だけ太陽光の電気を使うということ。
2つ目は、上記同様買取は諦めてものの、蓄電池を導入しゼロエネルギーハウスを目指すということ。
3つ目は、発電設備を有していない小さな新電力会社を見つけ新たに売電契約を結び直すということ。もちろん売電単価は全体的に大幅に下がるのでどこを選んでも目くそ鼻くそかもしれない
オススメはもちん2ですが蓄電池自体、太陽光発電のように『元が取れる』『儲かる』ものではありませんので投資目的では導入は難しいです。
万一の際の備えなので掛け捨ての保険のようなものです。
そのついでに、多少の節電に貢献してくれるというもの。
△まとめ
2019年に、問題に直面しなくても太陽光発電を導入している方は順に直面していきます。
あくまで私の予想では大手電力会社の買取は難しい&もし買い取ってくれても利益もくそもない10円未満だと思っておいたほうが良いでしょう。
そんな程度であれば、ぶっちゃけ自家消費してしまったほうがお得です。
※電気料金も上がってきているため
「太陽光…まだまだ普及が進んでないな」と政府が新方針でも打ち出してくれれば話は別ですが、ないでしょうね。


太陽光発電余剰電力買い取り、当方も2019年問題は該当する様だ。
もう、お上も関与出来ずタダで電力会社へ電気を差し上げる事になるのか?!。
もっとも可能性があるインバータ故障すればダメとなるが太陽光発電パネル自体も風雪どうなのか...。
とりあえず、そのまま何も考えず放置しておくのが現実だろう。

朝(右側)から1日、快晴時の太陽光発電出力グラフで赤はDC電圧、青はDC電流、電流最大時に電力も最大となる。

同じく天候は晴たり曇ったりで電流出力もガタガタ状態...こんな汚い電力は太陽光発電買い取り義務があるのでシブシブ受け入れているが本音はイラナイ現実。
もっともDC出力は大容量の電解コンデンサに入り平滑してACに変換し交流線に接続する。
太陽光発電パネル電力も出力ロスもあるので最大電力の10~15%引き程度か。
(チノーハイブリッド記録計AL5F50-ONNにて記録)