今回の設定はケース1となる。
一般的な反限時特性グラフ。
系統連系にて電力配電変電所が要求している過電流継電器(OCR)設定は360A で0.5秒、720Aでは0.2秒で遮断する様に自家用側に求めている。
定限時にて過電流継電器(OCR)を動作させる...この自家用側の設定も含めてインプットしてみる。
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この条件を満たすには瞬時動作時限も時間設定も0.1秒ピッチでやれる継電器が必要となる。
富士電機(株)DUTUABCC-65過電流継電器(OCR)に既存設置品を交換する...通常の過電流継電器(OCR)では教科書的には使えない。
時間がかかったが、色付けして見ると理解出来る。
0.04秒ラインが分岐高圧回線の過電流継電器(OCR)動作。(40msで3サイクル以下)
その上の0.1秒ラインが主高圧受電盤の過電流継電器(OCR)動作
その上の0.2秒ラインが電力からの系統遮断動作。
何れも過電流継電器(OCR)は限時、瞬時とも定限時設定。
一番早く、選択しゃ断しなければ成らない分岐F11回線の設定値を加筆する。
以上の豆知識を入れて当日の継電器試験に望めばgood。ただ電流流してOKは馬○でも出来る...プラントメーカーの言わんとする根拠を理解する。
実際の瞬時動作時限では、設定20Aに下げて30Aの150%過電流でも50mSは確保出来る。
ホイホイと大きな電流を継電器に流さない...内部リレー接点荒れるダケの話。
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