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方向性地絡継電器(DGR)、PAS等でやっている位相試験を現場的に考察してみるversion。

2023年12月12日 | eつれづれ

試験器位相メーターにエクセルを回転して合わせる。(遅れ基準とした360°の表記は同相0°)

左側+進み、右側-遅れ、として位相を変化させる。

 

電圧は対地電圧6600/√3=3810V×5%(零相電圧設定)→190Vの150%=286V印加。

零相電流設定0.2A×130%→0.26A流す。

通常の限時動作時間(秒)試験例で位相を変化させた時のエクセル計算。

位相を変化させると、電力の変化が理解出来る...電流2Aになると同相での電力も

かなり多くなる事が判る。方向性判別の云々は別として...。

PASのVT内蔵P1.P2、100Vから試験器電源を絶対、接続してはNG...。

VT容量はSOG制御装置基板を動作させる負担しか無いので20.30VA程度...試験器の電源はとれない事が判る...無理してやった時はVTの1次コイル焼損、ショートでPAS三相短絡、爆発で波及事故となる。

後はメーカーの仕様を確認して試験するが、試験器メーター振れの実体を理解して望む。

通常のPAS、方向性地絡継電器(DGR)入力の接地コンデンサ電圧入力方式の位相特性グラフ例。

泰和電気工業(株)等の方向性地絡継電器(DGR)入力の接地コンデンサ電流入力方式の位相特性グラフ例。

本エクセル円グラフはVB(ビジュアルベーシック)マクロのプログラムで描画している。

位相特性-、+数値を入れると自動で描く。

現場的な検証テーマはキリが無く出てくるが、まずは零相電圧の2つの方式の違い、特徴を実機で測定してストーリーを構築する。

 

 


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