太陽光発電新規工事に伴って逆電力継電器(RPR)、地絡過電圧継電器(OVGR)他の高圧受電盤改造がある。
図面等が揃ったので継電器試験の実技講習を実施する。
前月まで徹底解明?した2巻線変圧器保護用比率差動継電器RDf(87t)デモ機の差動電流回路に逆電力継電器(RPR)がセットされているので、これにて試験方法、注意点を
各電力%毎に確認マスターする。
変流器(CT)二次側で継電器試験等は行うが、ついでに変流器(CT)一次側の電流方向を変えた場合、二次側の電流方向を
変えた場合の試験結果を確認する。
今度は地絡過電圧継電器(OVGR)の試験だが零相電圧検出器(ZPD)に電圧を印加して確認する。
いずれの試験も(株)双興電機製作所DGR-3050CK使用する。
高圧受電盤に追加する太陽光発電システムは動力変圧器500kVAに低圧連系、売電はせず休日の発電電力は電力会社に全量寄付となる。
逆電力継電器(RPR)試験は最小動作、動作時限、位相角、電流、電圧方向等の確認を行った。
地絡過電圧継電器(OVGR)の原理はPASの零相電圧検出する零相電圧検出器(ZPD)と同じもの。
PASの方向性SOG制御装置にあるT端子は、この回路の何処に入るのか理解する...当然、試験の印加電圧等も
全相印加、2相印加時の電圧は幾らで動作するのか。
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太陽光発電パネルは3系統あり400/200V、50kVAの3台で既存低圧動力変圧器500kVAに接続なる。
上記の継電器動作時は太陽光発電インバータ出力を停止させる。高圧受電盤の真空遮断器開放は無い。
これで事前学習したので試験等は完璧にクリア出来るだろうが、継電器の基本動作を知れば簡単な試験だ。
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