eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
質問等はコメント欄にて。

2100万回稼働していました

2017年01月23日 | eつれづれ
数年前に、お遊びで製作したステッピングモーター使用の上下2段ある位置決めデモ機全景。



下段はステッピングモーター+ロータリーエンコーダの完全クローズド制御方式でボールネジで駆動し1軸の位置決めを行う。

ほったらかしでデモ動作させていたら既に稼働した回数は2千万回以上となった様だ。

上段はステッピングモーターよりベルト駆動で位置決めする1軸オープンループ制御方式。

こちらも30万回以上となっている。
ドライバはステッピングモーター専用でパソコンUSB通信で速度、位置、原点、諸々をセットUPし動作指令等はCP1Lシーケンサ+タッチパネルで行っている。
シーケンサプログラム、タッチパネル作成等は既に忘却の彼方、ボケ防止もムダな抵抗となった。


耐圧試験1-2次電流が一致しない!?

2017年01月23日 | eつれづれ

先の高圧気中負荷開閉器(VT.LA内蔵PAS)交流耐圧試験時の一次側励磁電流メーター値は0.362A程度の指示。

試験器AC100V側コンセントのデータロガー電流値は0.310A(310mA)の指示。

データロガーから印刷した一次側励磁電流グラフ。

この時mAメーター流れた二次側充電電流値は約4.1mAの指示。

データロガー二次側充電電流値は4.2mAの指示。

データロガーから印刷した二次側充電電流グラフ。

交流耐圧試験で1.2次側電流が一致しない?!...マァ特段、気にすることもないが...面倒なのでネットよりコピヘして理由付けをする。
試験用トランス損失は以下の3損失の合計です。
1.試験用トランスの鉄損(一次電圧・周波数・鉄心材質で決まる。一定値)
2.試験用トランスの銅損(二次側電流値の二乗に比例)
3.試験用トランス自体の内部漏洩・沿面漏洩電流(汚れや温度湿度で上昇)
新品や整備状態が良好な試験用トランスを常温低湿度で使用した場合の損失は数%ですが、古い物・・特に上面パネル(ベークライト)や二次側ブッシングに傷や汚れが付いた試験用トランスを高温高湿度で使用した場合は5~10%前後に達する場合もあります。
1.鉄損と2.銅損は気温や湿度の影響が小さく一次電圧・周波数・二次側電流が同じならばほぼ一定の値をとりますが
3.試験用トランス自体の漏洩電流は気温や湿度、汚れの影響を受け変動量も大きいので注意が必要です。
試験前にはパネルや二次側ブッシングを清掃し夏場は直射日光を避ける、保管時も含めて高湿度を避ける配慮で試験用トランス自体の漏洩電流を小さくできます。
尚、△◯□テックの耐圧試験トランスの上蓋に組み込まれた二次(漏洩)電流計は新品出荷時で2.5%以下の誤差が許容されており、古くなっても校正を受けていないものでは5%を超える誤差を生じる可能性もあるので注意が必要です。
試験時に二次(漏洩)電流計のアース端子と接地極の間に確度の高いデジタルマルチメータを割り入れしてAC電流レンジで同時計測すれば二次(漏洩)電流計の誤差を把握できます。テスターのレンジは試験用トランスの二次側最大電流値の直上レンジが適しています。
以上の通り、二次(漏洩)電流計に現れない試験用トランス自体の損失や二次(漏洩)電流計の表示誤差も存在しますので二次側VA値と一次側VA値が合致しないのは当然の事です。
耐圧試験時には二次側電流値と併せて試験用トランス一次側電流値も記録しますが、これは試験開始時(1分経過時)から試験終了直前時(10分経過時)まで二次側VA値と一次側VA値の差が一定ならば試験用トランス自体に過負荷や異常を生じなかったとする試験実効性確認のためですので、二次側VA値と一次側VA値が「ぴったり」にならなくても問題ありません。
試験中に二次側VA値と一次側VA値の「差」が変動しない事が大事なのです。
...一致しないのは、その様な意味だそうですよ。



セブンカフェと自販機のメーカー

2017年01月22日 | eつれづれ
セブン向け新コーヒーマシンで株価上昇、富士電機の実力とは?
セブン-イレブン向け新型コーヒーマシンで株式市場の注目を集める
重電メーカー大手の富士電機の株価が堅調です。2017年1月20日の終値は前日比4.4%高と4日続伸で引けており年初来高値というだけではなく10年来の高値を更新する水準にまで買われています。
20日の株価上昇だけに限れば、同日付の日本経済新聞がセブン&アイ・ホールディングス > 傘下のセブン-イレブン・ジャパン(以下、セブン)が「いれたてコーヒーのマシンを刷新すること」や「新型マシンが富士電機製」であることを報じていたため、そのニュースが株価上昇の一因であったと推察できます。
なお、セブンは2013年1月から“いれたてコーヒー「セブンカフェ」”を発売していますが、当初から富士電機のコーヒーマシンを採用していました。そのため新型機でも採用が決まったことには大きなサプライズはないものの、セブンとは良好な関係が続いていると読み取れることから、ポジティブニュースと受け止めた市場の反応に対して大きな違和感はありません。
なぜ、富士電機はコーヒーマシンを作っているのか?
ところで、皆さんは富士電機というとどのような会社のイメージをお持ちでしょうか。
同社は電力機器(火力・地熱発電システム、送配電設備等)やパワエレ機器などの環境・エネルギー関連事業を主力とする重電メーカーだということをベテランの個人投資家や電機業界にお勤めの方であれば誰でもご存じだと思います。
しかし、そうでない方には冷蔵庫やテレビなどの家電製品を扱っていないために同じ重電メーカーでも三菱電機 や日立製作所に比べると“あまり馴染みがない”とお感じの方が多いのではないかと思われます。
そのような方には、ぜひセブンに置かれているコーヒーマシンが同社の製品であり、今はない家電の血筋を引いた製品であることを知っていただければと思います。
同社は戦前から続く老舗企業ですが、その歴史を紐解くと戦後の一時期に扇風機、洗濯機、ジューサーなどの家電分野にも進出した時期があったことがわかります。しかし、その多くは短命に終わり唯一、消費者に近い分野として生き残ったのがコーヒーメーカーが含まれる自販機事業です。
ちなみに現在の富士電機の自販機事業は国内トップシェアを確保しています。また、自販機が含まれる「食品流通事業」は、全社の売上高の約14%、営業利益の約18%を稼ぐ重要なセグメントとなっています(2016年3月期実績)。
2013年に同社の自販機の主力工場である三重工場に訪問する機会を得て、その内容を個人投資家向け金融経済メディアLongine(ロンジン)のレポート『【富士電機 <6504> の三重工場(自販機)訪問取材から見えてきたこと】』(無料)にまとめました。
このレポートを参考に、もう少し同社の自販機事業について理解を深めてみましょう。
まず、セブンに採用されているコーヒーマシンには、ドライブインなどに設置されているドリップ式挽きたてコーヒー自販機で培われた「おいしいコーヒー」を作る技術が生かされています。つまり、セブン向けコーヒーマシンは長い歴史に裏打ちされているのです。
三重工場には需要変動に対応できる柔軟性の高い生産体制が構築されていました。おそらく、その後3年間の量産実績により、生産面での習熟度はさらに高まっていることでしょう。そのため、今後、新型機への入れ替えに伴い需要が急増したとしても、それに十分に対応することが可能ではないかと考えられます。
さらに興味深いことに2013年時点で中国やタイを中心とする海外展開についても布石が打たれていることを、このレポートで触れています。実際、足元ではとりわけ中国での展開が一段と加速しています。今後の自販機事業については、国内動向だけではなく、海外展開についても注目していくことが重要になると考えられます。
.まとめ
いかがでしたか。同社のように多くの事業を展開している複合企業の場合、一事業だけからは全体を理解することはできませんが、自販機やコーヒーマシンの成り立ちを知ることで、あまり馴染みのない富士電機という会社が少し身近なものに変わったのではないでしょうか。
なお、これを機会に富士電機全体について、もう少し詳しく知りたいと思われた方は、Longineの同社に関するレポートや、同社が発行するアニュアルレポート「富士電機レポート2016」などを参考にしてみてください。

とうの昔に家電を止めた(日本の大手家電は真似下、火立、四菱、東死馬、#、四洋、ゼネコン?があったが富士は、販売網も無かった??農協!!)富士電機に比べて今の東芝は基幹企業を身売りしないと生き延びられなくなった様だ。







電力自由化の安売り競争恩恵なのか

2017年01月21日 | eつれづれ


新しい電気料金メニューが4月から始まるとの事で早速、申込んだら申込み書他と試算結果のお知らせが来た。
今まで⑧従量電灯Bの50A契約で278,292円から②のよりそう+ファミリーバリューにした場合、264,408円となり年間差額は13,884円のコストダウンとなる様だ。

他にも、この欄にある通り色々、メニューがある...コリャー新電力も太刀打ちできなく消滅となるだろう。

グラフ下がよりそう+ファミリーバリュー新料金プラン。
年間グラフを見ると夏場は太陽光発電のバックアップもあり支払いも少ないが、冬期間は連続、暖房他の使用量が多く(太陽光発電は冬眠)省エネ、節電も無駄な挑戦となる。
最低支払いの6月と最高の1月との差額は倍以上となっている。


グラフの形状を変えて...
黄色グラフが現在契約している従量電灯B.50A(5kVA)、グラデーションが新メニューの、よりそう+ファミリーバリュー。

高圧気中負荷開閉器(VT.LA内蔵PAS)交流耐圧試験

2017年01月21日 | eつれづれ

高圧気中負荷開閉器7.2kV、400A(VT.LA内蔵PAS)の交流耐圧試験を実施する。

交流10,350V.10分間印加。

データロガーの電圧表示。

印加電圧のデータロガー印刷。

一次側励磁電流計指示。

一次側励磁電流のデータロガー表示0.31A(310mA)。

一次側励磁電流のデータロガー印刷。

二次側充電電流計指示。

二次側充電電流データロガー表示。

二次側充電電流のデータロガー印刷。

方向性SOG制御装置試験にてPAS動作確認。

データロガー1つで3CH同時、電圧.一次側励磁電流.二次側充電電流のデータを記録、保存、印刷する事が確認出来た。