アベノミクスで注目されるリフレことリフレーション。
Wikipediaの記述では以下のようになっています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3
かつて、江戸時代に改鋳により長期的な
経済の安定に至ったと記されていますが、
ここに疑問があります。
改鋳とは出回っている小判などを一回溶かして、
より質の悪い小判にしてしまうというものです。
これで金の量は増えなくとも
出回るお金の量は増えます。
しかし当時は「鎖国」していました。
日本経済は日本の中で閉じていたことになります。
先般私が持ち出した
「マクロ経済学と非平衡統計力学」の比較からいくと、
鎖国していた日本経済は「平衡系」です。
卵の殻がしっかりとあり黄身と白身のバランスが変わっても、
殻の中で微調整があって終わるという理解ができると思われます。
現在の世界経済は殻がない皿の上の卵の黄身と白身が
たくさんくっついて並んでいる状態です。
難しい言葉で言うと「非平衡系」です。
日本経済だけの話では終わりません。
すでに新興国からのマネーの逆流が起こり、
新興国経済が減速し始めています。
高橋是清も出口戦略でつまずきその後軍部の暴走につながりました。
危険が刻一刻と迫っているように感じます。