GPSユニットが小型化し、携帯電話に搭載されて久しくなります。
先日ある若い人と外出し、街を歩いてきました。
私は、カーナビの地図を北を上に表示しその後
太陽の出ている方向が時間からしてほぼ南であろうと伝え
歩き始めました。
そこで若い方から一言。
「そんな歩き方する人初めて見た。。。」
昔のDC-9や737には星を見ながら飛ぶための窓が
眉毛のようにありました。
それもなくなって久しくなります。
そうやって人間の五感もなくなっていくのでしょう。
便利になるのもいいのですが頼り切るのはどうかと思います。
昨日テレビで春秋航空の戦略を見ました。
元中国民航系のパイロットによる運行。
自社整備とのことでした。
運行の要はパイロットだとしきりに喧伝していました。
パイロット数名だけで運行できますでしょうか。。。。
自社整備陣の意識や、スキルは?
企業風土は?
まだまだ終始すべきところが多いようです。
MTOW(最大離陸重量)を考えると4000mの滑走路を持つ
成田は長距離路線に向いています。
離陸時にMTOWの50%以上を占める燃料を多く搭載できますので、
大型の長距離機を投入できます。
一方羽田。
どうしても滑走路長が長くとれません。
その分だけ長距離便は小型の機材になります。
棲み分けを考えると
長距離便 = 成田
中短距離便 = 羽田
の方が機材繰りも良さそうです。
先日押上-京成高砂間を見たところ、
用地買収が終わっているのか?と思えるような場所がありました。
できることなら、
羽田 - 東京 - 押上 -京成高砂 - 成田空港
の高速アクセスを実現し、
一体運用を図っていただきたいものです。
クローストパラレルの平行滑走路で
2本の滑走路同士が近すぎて
着陸機が双方の滑走路に同時に進入できません。
容量の限界は見えていると思います。
それも市街地の中にぽっかりと窪地のように存在します。
福岡の板付に似ています。
そして神戸空港。
MAIKOポイントを関空と共用しているため
関空のトラフィックにふたをしています。
何のための新空港でしょう。
関空の能力を最大限生かすために
大阪の都心部から高速鉄道を敷設してアクセスを強化するのが
国益だと思います。
24時間の海上空港としてポテンシャルははかりしれません。
着陸料を戦略的にチャンギ空港並に下げ、
カーゴの基地、あたかもアンカレッジのような存在にしても良いかもしれません。
日本国内に荷が流れなくてもいいので。
神戸港のかわりとして。
今年シアトルで787, 747-8を見てきました。
ペインフィールドには、窓に目張りをした787がたくさん並んでいました。
ボーイングフィールドではテスト飛行も行っていました。
GEnx搭載機でしょうか。
技術的に新技術を随所におごり、興味深いものがあります。
ただここまで新技術がいっぱいですと、
型式証明がとれたとしても路線投入後は
しばらく太平洋航路への投入はしていただきたくないと思います。
もし快適性などをCMでうち、イメージ先行で導入するオペレータがいれば
乗りたくないと思います。
B777でも太平洋に集中投入したオペレータもいますので注視したいと考えます。