阿波池田「禿頭」の酔っ払って候(元福寿司2代目)

ブログ開始9年目、75歳になった。家族、師、友にブログ通じ少しでも恩返しが出来れば幸いなり。

難解な沢木興道老師の おことば 2

2014年06月11日 23時05分23秒 | 仏法

内山興正老師著「宿なし興道発句参」よりお写真を借りました。

原田正道老師、当時17歳。山田無文師に初めて会われた時の
事を前に述べました。

「バスは大変混んでいました。そのに一人のお坊さんが腰をかけ
本を読んでおられた。原田老師はその方が明朗で、明るく大きく
見えたそうです、ただ座って本を読んでいるだけなのに、その方
だけが、明るく大きくみえたのだそうです。」

ーーーーー

青山先生のCDの中に、沢木老師に初めて会われた方のお話があります、

お名前は述べられていませんので、分かりませんが、この方は

沢木老師のことをご存じなかったのです。

「この方は、駒沢大学の門のところで、黒衣の僧とすれちがったんです、

静けさが歩いていく、その人の周りには静寂があったと、大学に坐禅指導に

来られた沢木老師に会って静けさを感じられたんです、その人の人格が

周りに静寂をもたらしていると、感じられたんですね、感じる方の

感性もこれまたすごいですね、この方は大学を卒業後、引退された

沢木老師を追いかけて、京都の安泰寺にゆき、老師の最後を

内山老師ともに見送られたんですね、」

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すごい禅者には、感じる方が見ると、その人格から溢れでる香気を感じ

ることが出来るんですね、山田無文老師(臨済宗)、沢木興道老師、

内山興正老師の皆様は多くの人を導かれました。


横山祖道老師もお弟子のお一人ですが、草笛説法という題で青山先生と

NHKこころの時代に大昔にでられたそうです、横山老師は草笛がお得意で

どんな葉っぱでも吹くことが出来ると言ったところ、子どもが、松葉は

どうやって吹くのと訊ねたそうです。そしたら

「松葉はー私が吹かなくても、風がー吹いてくれる」と答えたと、

素晴らしい返事をされました。

相田みつを様の詩に

ただいるだけで

   あなたがそこに ただいるだけで

その場の空気が あかるくなる

   あなたがそこに ただいるだけで

みんなのこころが やすらぐ

   そんな あなたにわたしも なりたい



See you tomorrow!
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