阿波池田「禿頭」の酔っ払って候(元福寿司2代目)

ブログ開始9年目、75歳になった。家族、師、友にブログ通じ少しでも恩返しが出来れば幸いなり。

きらら大正でのおはなし、パート5

2014年06月24日 23時58分03秒 | 仏法



和尚様の脳裏にひょっとしたら死ぬかもしれぬとの

思いが宿ります、家内と2歳の娘を残して・・・お話は続きます。


ーーーーー

「もしかしたら死ぬよな」それと同時に、私の修行時分からのサンガクシ(字不明)と

言います、お師匠さんですね、宮崎老師という方です。

宮崎奕保(えきほ)老師と申します。(注:大本山永平寺七十八世大禅師)NHKで

永平寺104歳の禅師というドキュメンタリー番組で何回も放送されましたけど

あの方なんですね、あの方にこの30年来可愛がっていただいて教えていただいて

叱られながら、なんとかまがりなりに坊さんなったぞと、だけど宮崎老師にも

ご恩返しの一つも出来ないな、、、どうやってもご恩返し出来んぞと思った時にね

涙出ました。」


「当時ね禅師97歳だったんですね、ご高齢でしたので、”それでなくても自分が若い時から

指導してきた雲水さんたちがどんどんなくなっていって、その亡くなった方の葬式に

呼ばれていって道士をしてください、これほど辛いことはないぞ!”とおっしゃてたんですが

それでいちばーん若いほうの雲水の私が、お葬式で、死にました、お葬式です、これはーー

申し訳ないな、あんなに怒られて怒られて可愛がっていただいたのに、恩返しの一つも

できん」

「そうこうした時にふっと思い出したことがありました、私が永平寺で、修行道場で修行して

おった時に、宮崎老師のもとに、参禅者の方が質問においいでたことがあったんです、

その方が”病気で入院をしております、入院をしておりました、死ぬかどうか生きるかどうか

不安でかないません、どうしたらいいでしょう?”」

「その答えをふーと思い出したんです」

See you tomorrow!
コメント
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