一日1笑

どんな一日でも1回位は楽しい出来事があるはず!せっかくの一日だもの、楽しんで過ごします♪

義父の思い

2013-09-02 08:40:35 | ファミリー・ホーム
『最近考えてるんだが、熊谷の家に帰ろうかと思うんだ。』

えっ?




「ここにいても何もすることがないだろ。
ベットに横になってテレビをみる、おもしろくないからウトウトする。
その繰り返しだ。歩くって言ったってトイレに行くか食堂に行く位。

体力は徐々に落ちてくるが気温差がない室内、
何も考えなくてすむ楽な生活だから、このままいくと後10年も生きちゃうぞ。

いくら年金の範囲内でやってるとはいえお前たちに心配かけたり迷惑かけたりするなら
いっそのこと家に戻ってやってみようかと思うんだ。

食事はワタミの宅配があるだろ、
洗濯はなんとかなる、それ位やった方がいいんだ。
何かあったらボタン一つで消防につながるように手配ができているし
ピーポーピーポーなれば近所だって駆けつけてくれるからな。

後5年、90歳位までは1人で大丈夫だと思うんだ。」

(無理と思いつつ、でも頭からそうも言えないし)
『そっか・・・ そしたらヘルパーさんをお願いしたりが必要だね』

「いや、ヘルパーは必要ないぞ。」

『・・・



確かに何もすることないって辛いよね。
お父さんの気持ちもわかる、でも・・・。



帰りの車の中


私:「お父さん相当ストレス溜まってるんだね」
ダーリン:『そりゃそうだよ、オレだってあんな暮らし嫌だもの』


私:「でもさ、1人でってどう考えても無理じゃない」
ダ:『そうかな、オヤジがそうしたいっていうならそれも有りなんじゃない。
今まで何にもわがまま言わなかったんだからそれでもいいと思うけど』


私:「だとしたら安否確認のためにも毎日かせいぜい1日置きにヘルパーさん頼まないと」
ダ:『別にいらないんじゃない』

私:「だけどさ、もし何かあってそのまま・・・なんてことがあったら息子としてきっと後悔するよ」
ダ:『それも仕方ないんじゃない』


実父の経過を見てきた私としては

「そんな甘いもんじゃないよ」

って言いたいけど、
これはもう個々の価値観の違いであって
義父さんや息子であるお義兄さん・ダーリンが納得すれば
嫁の私がどうこう言うことでもなく。


「今まで何にもわがまま言わなかったんだからそれでもいいと思うけど」

の一言がダーリンの優しさだと思うから。