黙って見守ろうと思う

「今日は授業が午後からだから
午前中裁判を傍聴しに行ってみようと思うんだ」

そういって出かけた優花が
霞が関からの写真を送ってきた



思わず「都会だ！」とつぶやく母（笑）


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暗いニュースは見聞きするのが辛くて
思わずチャンネルを変えてしまう
できれば人間社会の醜い所は見たくないと思う

そんな私に対して

自らの希望で法学部を目指した優花は
罪を犯した末に裁かれる現実を
自分の目で見に行くという



この先の学びの中で
否が応でも目にする現実を思うと

「本当に大丈夫？」

とつい言ってしまいそうになるけれど
その道を選んだのは彼女自身

彼女の人生なんだから
余計な口出しはせずに
黙って見守ろうと思う

もう子供じゃないんだよな