ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

ゴルファーのマインド

2007年05月22日 | ゴルフの空 その3
ゴルフ界は、15歳の新星、石川遼くんの優勝で、興奮冷めやらぬ感じだが、女子のツアーでは、全美貞選手のツアー3連勝と言う偉業が有った。
「3連勝は有ると思うか?」と尋ねられた横峯パパが、「無い」と言ってしまい、責任を取って、全美貞選手に、和解のため(?)、韓国料理をご馳走する羽目になったようだが…。
今までかつて3連勝なんて無かったこと…。
と言うことは、3連勝の確率は、これまで0%。
横峯パパならずとも、「有るか無いか」だったら、「無い」に賭けた(?)

そんな強い全美貞選手にでも、4連勝はさせてなるものかと、多くの選手が立ち上がった(?)
「連勝を止めてみせます」
「私が、頑張ります」
そんなコメントを出した選手もいた中で、横峯さくら選手は、「4連勝を阻止すべく立ち上がるのは、そっちでやって…」みたいな感じだったらしい。
だけど、蓋を開けてみれば、強気だった選手は自滅(?)
周囲の雑音をよそに、マイペースを守った横峯選手が優勝した。

「誰かに勝ちたい」とか「自分はあの人に勝てるはずだ」とか、人に対する負けん気を前面に出して、意気込むよりは、、、
「人は人、私は私。私は、自分の力をしっかり出せるように頑張るだけ…」みたいに、、、
自分の意識が、人に向くより、自分自身に向いていた方が、出せる”結果”が良い場合が多い。

特にゴルフの場合は、メラメラと燃え上がる闘志を一気に爆発させるようなタイプのスポーツではなく、情緒の安定性が、ものを言うスポーツ。
戦うからと言って、相手を睨みつけたり、相手を挑発したりしても、何の意味も無い。
そんなことを考えているヒマが有るなら、コース戦略でも考えていた方が、よっぽどマシ…。

また、誰かに負けたくないからとか、あの人に勝ちたいからと言って上げるモチベーションより、自分自身はどうなりたいかで上げるモチベーションの方が、長続きしやすく、精神衛生上にも良い(笑)。

周囲の雑音には耳をふさぎ、「さくらはさくらなりに、マイペースで頑張るだけ」みたいな空気をかもし出しつつ、でも、一生懸命に、淡々とプレーしていた感じのする横峯選手。
期待や注目が集まる中で、、、自分の心をコントロールして行く術を身に付けた?

15歳の石川くんの優勝で、横峯選手の優勝が、かすんでしまったような感が有るが…。

この、人との勝負を考えるより、自分自身に意識を向けて、「さくらは、さくら…」みたいに、マイペースで淡々とプレーする術は、ゴルファーのマインドとして、良い参考になるかも…と思う。
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