球児たちの春

センバツ高校野球は、予定通り開催されることになった。

このニュースを聞いて、まず思い浮かんだのは、先日のblogに書いた、ソフトボールをしている友人の高校生の娘さんのこと。
「なんで野球だけ…？」って心境にならないかな？って思ってしまった。

私が、もしも、その娘さんだったら、そう思ったかもしれない。

高校時代、「野球みたいに、あんなにみんなに注目されて応援してもらえる舞台（甲子園）が、用意されているんだったら、私、もっと頑張れるかも。いいなぁ～、野球は…」なんて羨ましく思ったものだ。

ソフトボールの全国大会は中止、野球は開催。
それを思うと、友人の娘さんたちのことが、ちょっと可哀想に思えるが…。

だけど、そのセンバツも…、
開会式は簡素化して短時間で終わる。
ナイターでの試合は、なるべく回避できるように、スピーディーな試合運びにする。
鳴り物を使用しての応援は禁止。
観客席の入り口などに募金箱を設置する。
など、被災地に配慮した開催となるようだ。

高校生の“春”は、今、この時を逃すと、二度と戻って来ない。

開催が決まった以上、球児たちの“今、この時”に賭ける青春のキラメキや、必死に頑張る姿が、被災地の方々への勇気の伝播となりますように…。