ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

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「肩のゼロポジション」とゴルフスイングとの関連

2016年03月15日 | 『ゴルフスイング体操(R)』
「肩のゼロポジションとゴルフスイングのこと」の検索結果で、このブログにたどり着いてくださっている方もいらっしゃるようなので、(最近、ちょっと増えてる…笑)
本日は、この「肩のゼロポジション」が、どのようにゴルフスイングに結びついているかについて、書いておきますね。

まず、「肩のゼロポジション」とは、上腕骨が肩甲骨の関節窩にパカッとはまり込む位置のこと。

まぁ、こういう感じですね。


「まぁ、こういう感じ」と言うのは、このガイコツくんの肩甲骨は、肋骨にネジでとめらていて、全く動かないため。
生きている人間の肩甲骨は、上腕骨の動きと共に動きます。

なので、「肩のゼロポジション」の位置に腕を挙げると、このようになります。



腕を、この位置に挙げたところが、肩のゼロポジションだったとしても、ゴルフスイング中に、腕は、この位置を通りません。

ゴルフスイング中の動きは、こうですからね。



肩(肩甲骨)が、しっかり動いていたとしても、こんな感じなので、



この位置は、肩のゼロポジションとは言えません。

では、何故、ゴルフスイングと「肩のゼロポジション」は関連するのか?

端的に言えば、腕を丈夫に使うためです。

上腕骨の骨頭と肩甲骨の間の関節は、肩甲上腕関節と言いますが、
この関節は、とてもよく動く関節です。

腕を、もの凄い力で誰かに引っ張られたら、抜けそうになりますよね。
それは、容易に想像出来ると思います。

ですから、本当に、腕が、もの凄い外力によって何度も引っ張られたら、この肩甲上腕関節は、壊れてしまうのです。

ゴルフスイングでは、クラブを振ったことによる遠心力が、この関節にダメージを与えてしまう可能性が考えられますね。

また、バックスイングでは、肩の入りを大きくした方が、身体の捻転が大きくなるために…と思って、やたらと腕を引っ張ったとすると、肩甲上腕関節が「痛い、」と悲鳴をあげてるかもしれないのです。

そういうことを回避するために、肩甲骨と上腕骨をしっかりと繋いで動かす感覚を身につけた方が良いので、「肩のゼロポジション」と言う位置が有るのだと知っておいた方が良いと言うことです。

また、肩のゼロポジションでは、上腕骨が肩から抜けてしまわないように、肩甲骨側に引っ張るローテーターカフと言う4つの筋肉(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)が上腕骨に向かってまっすぐに伸びます。

腕を一旦、その位置に挙げてから、肩甲骨の動きによって、腕を動かす練習をおこなっておくと、「この一連の動きの中で腕を振らないといけない(肩が壊れる)。」感覚も身につくのでは…と思いますし、肩甲骨を腕の振りのパワーの源と感知することも出来るのではないか…と言うことで、
ゴルフスイングと「肩のゼロポジション」の関連が生じるのです。

「肩のゼロポジション」からゴルフスイングに結び付けるエクササイズとしては、こういうのが有ります。







この他にも、「肩のゼロポジション」からスタートするエクササイズは、このdvdブックの中でも、色々と紹介させていただいています。(^-^)



よろしければ、ご覧くださいね。(*^_^*)
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