ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

下から上でも、先ずは上…

2010年08月24日 | ゴルフ全般
”ゆうや~け♪ こやけ~の 赤とんぼ~♪”と、赤とんぼが飛ぶようになりましたね。
赤とんぼが飛ぶようになってきたら、暑い夏も、もうすぐ終わり。
そう言えば、少~し、吹いて来る風が涼しくなってきたような…。

さて、先週、全クラスで行って頂いた『円月殺法素振り』。
全体的に見ると、スルッと言う感じで腕が振れてきている方が多かった。
”肩甲骨から先が腕”の感じが出て来ると、先ずは、スイングアークが大きくなる。
そして、トップの位置が決まりやすくなる。
(右打ちの場合)バックスイングで、左肩があごの下まで廻るようになり、フォロースルーでも、左肘が開かず、右腕がキレイに伸びやすくなる。
など、一般的にキレイなスイングと言われるフォームになる。

なので、今期のレッスンでは、徹底的に「上腕と肩甲骨の動きを連動させるには、どうすれば良いか?」を、私なりのテーマにしてみようと思った。
この部分に関しては、これまでも、「こういうふうな感じで練習して頂けば、どうかな?」と、色々と試みてきていた。
だけど、肩甲骨がスムーズに動かない、あるいは動き足りないなどで、どうも、肩から腕の動きのところで”ギクシャク感”が出てしまう方が多かった。

8月5日のブログ『私に教えてくれた先生は…』に書いた先生からは、”アドレスでのバランス→重心移動→脚の動き→胴体の動き→腕の動き→手先の動き”の順に教えて頂き、その順に身体を動かすと、体幹の大きな筋肉で腕を持ち上げ、ねじり挙げられた体幹の戻しで腕を振ると言う感じになった。
体幹の動きを腕や手先に伝えるには、肩甲骨と上腕骨の連動が必要だが、この部分に関しては、ソフトボールをしていた経験が有ったからか、比較的スムーズに行う事が出来た。
なので、要は、”下(脚・股関節)から”の動きで上(腕の振り)を作る練習が、主だった。

だけど、今回、”肩のゼロポジション”を先に意識すれば、”上(腕)から”練習して頂いていることになる。

”下(脚)から”のレッスンなら、これまでに、何度もチャレンジはしてきている…実は…。
でも、”下(脚)”から”上(腕)”には、なかなか、動きが伝わらず、「下(脚)が動けば、上(腕)が動く…なんて、やっぱり難しいかな?」との印象だった。
だったら、あえて、その部分には、こだわらず、クラブの動きやクラブフェースの動きさえ問題無ければ良しとするか、ゴルフスイングって要は同じ動きを何度も繰り返すことができれば、そこそこ安定するし…でレッスンを進めても、構わないのかもしれない…と思ってきた時期も有った。

だけど、やっぱり、私としては、ここに、こだわりたい。
スイングがスムーズになり、フォームがキレイになり、打った弾道の”伸び”も良くなるはずだからと…。

それで、これまで、下(脚)から上(腕)の動きで練習してみて頂いても、上手くいかなかった理由を思い返してみた。
理由として思い当たるのが…。
肩の力み。
腕の力み。
体幹の動きで腕が動き出すのを待てない。
腕の力でクラブを上げてしまう。
肩甲骨の動きがスムーズでない。
肩甲骨と上腕の動きが一致しない。
など、だった。

だから、一旦、上(腕)の動き(肩甲骨と上腕骨の連動)を先ず練習してみて頂いて、そして、その動きが下(脚)に伝わるようにしてみたらどうか…、上(腕)の動きに連動して下(脚)が動くようになれば、下(脚)の動きで上(腕)が動くんだなと、実感して頂けるかもしれない…と思っている。
”下から上でないと”にこだわらず、”先ずは上から”と発想の転換をしてみたのが、今期のレッスン。

…『円月殺法素振り』は行ってみて、皆さんの筋肉痛の起き具合などは、いかがでしょうか?

レッスンは、こういう風に練習して頂けば、皆さんの身体はどのように動くかは、実際にやってみないと分からないものです…。
アタマで考えて、理屈では上手くいくはずだ、こういう練習法で良いはずだ、なんて思っていても、実際に行ってみれば、あんまり良いレッスンにならなかった…なんてことも、これまでの経験では、正直に言えば、いくつか有ります(苦笑)。
「あかん…」と思ったレッスンは、即刻削除し、「これは良かった」と思えるものは、残すようにして行ってますが…。

今回の『円月殺法素振り』は、現在、皆さんに行って頂いてる様子を見ている限り、暫くこのまま練習して頂いて良い方の部類に属するレッスンになりそう…。
なので、もう暫くは、肩甲骨と上腕骨のスムーズな連動のためにも、このまま『円月殺法素振り』を頑張って行ってみて頂こうと思っています。
その間、私は、「見ているだけ」のレッスンになりますが、決してさぼっているわけではありませんので…念のため…(笑)。

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