ギャラリーのマナー

ＬＰＧＡツアーの初戦『ダイキンオーキッドレディス』は、宋ボベ選手が優勝した。
この試合、初日に古閑美保選手が、（驚異の？）６３ストロークで単独首位に立ち、２日目は、トップに３人、トップと１打差に８人、２打差に６人が入ると言う大混戦。
そして、本日の最終日は、優勝した宋ボベ選手に加えて、イム・ウナ選手、全美貞選手などの韓国勢も、上位を占め、まさに日韓入り乱れての戦い。
３位タイに入ったイム・ウナ選手は、昨年のクオリファイングトーナメント（ツアー出場権の順位を決めるトーナメント）を１位で通過した、非会員の選手。
今回の試合は、初戦で早くも、今年のトーナメントを象徴し、また、激戦を予測させるような試合だったように思う。

ただ、残念だったのは、１８番ホールで、宋ボベ選手が、ウイニングパットを決めようとした瞬間に、「ワァー」と言うような大きな声が飛んで、宋ボベ選手が、その声にびっくりし、短いパットだったけれど、仕切り直しをしなければならなかったこと。
（このシーンをご覧になっていた方、いらっしゃいます？）
私は、あれを見た瞬間に、「もう～！やめようや！（怒！）」って、思わず、声に出して言ってしまった。
もしも、あの「ワァ～」が故意だったとしたら、マナー悪過ぎ！
たった一人のひと声で、日本人のギャラリー全体の”質”まで疑われてしまいそう。
故意だったのか、足元がすべって転びそうになったからなどの何かがあったので、とっさに上げてしまった声だったのかは、分らない。
だけど、観終わった後の”後味”が、ちょっと悪った。

女子プロゴルファーへの注目度が高くなったためか、ゴルフをあまり知らない人まで、ギャラリーとしてツアーを観戦なさるようになった。
だけど、履いておられた靴がピンヒール（細いヒールのハイヒール）だったり、スコアボードの見方がチンプンカンプンだったりするものだから、やがて”ニューギャラリー”なんて造語も生まれた。
ゴルフのことは全く分からなくても、女子プロゴルファーを見るために、試合会場に足を運んで下さることは、有り難いこと。
だけど、ゴルフの試合中は、基本的には、”お静かに”。
特に、選手が打つ瞬間は、”お静かに”プラス”立ち止まる”。
など、ギャラリーとしてのマナーが有ることを忘れずに、観戦して頂けたら…と思う。
良いプレー、ナイスプレーに対しては、できれば”拍手”を。
「ナイス！」などの掛け声は、他の選手のプレーの邪魔にならない程度なら、ＯＫだと思う。

兵庫県内でのＬＰＧＡツアーは…。
＊４月１１日～１３日　スタジオアイリス女子オープン（花屋敷ゴルフ倶楽部　よかわコース）
＊６月１２日～１５日　Ｗｅ　Ｌｏｖｅ　ＫＯＢＥサントリーレディスオープン（六甲国際ゴルフ倶楽部）
＊６月２７日～２９日　プロミスレディス　（マダムＪゴルフ倶楽部）
＊１０月２４日～２６日　マスターズＧＣレディス　（マスターズゴルフ倶楽部）
の４試合。

観戦するのを楽しみになさっておられる方もいらっしゃると思います。
マナー良く観戦し、楽しんで下さいね。
それと、芝生の上を歩くには、ピンヒールではなく、やはり、ゴルフ用のスパイクが適していると思いますよ（笑）。