ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

関節の動きの表現を適切に…(^^;;

2018年05月30日 | ゴルフ理論…私の見解
ゴルフスイングの中で、
こういう動きをする際、



時々「胸を回す」と表現されますよね。
ゴルフ雑誌等にも、時々、載っています。(^^;;

この言葉、
このブログで"ネタ"にしたことも有るのですが…意味、不明瞭。
そして、怖いです。( ̄O ̄;)

まず、「胸」と聞いて、即座に「肋骨」を思い浮かべる人は、
「えっ!?…胸は、基本、開くか閉じるかじゃないの?」と思うかもしれません。( ̄▽ ̄;)



「胸を回すねぇ!?…う〜ん、それって、胸椎のことかな!? 胸椎だったら回る(回旋する)けど、
それなら、胸と言うより背中やん…」…ですね。



頸椎、胸椎、腰椎からなる脊柱(背骨)は、
皆さまも、ご自身のお身体を動かせてみられると分かるように、捻れます。

椎骨と椎骨の間の椎間関節の動きによって、
捻れたり、前や後ろに傾いたり、横に傾いたりするのが脊柱です。



仮に、
「胸を回す」との表現で、
胸椎を捻るのであれば、
「ここを捻ってください、回してください」と、
胸の後ろの背中を指してあげたら…ですよね。

その方が、身体は動きやすいはずです。


しかぁ〜し!!
テイクバックやバックスイングにおいて、
胸の向きが右利きの場合、右に向くのは、
肩甲骨と骨盤の動きの組み合わせ…ですよ。

そう考えて身体を動かせた方が、
「胸を回す」なんて意識をするより、
よっぽど身体は、動きやすいと思いますし、
筋出力も、安全で効率的になります。

「胸を回す」で、
胸椎を捻ったり、
それに追随するかのように腰椎が捻れてしまったり…では、
筋出力が上手くいかないだけでなく、
腰椎発症の原因にもなりますから(←腰椎の間の椎間関節は、さほど捻れないため)
ご注意ください。

…また、
「肘を支点にしてテイクバック」なんて言ってるのを聞いたことも有りますが、
肘関節の動きは、基本、「曲がる・伸ばす」です。



だったら、アドレスの位置から、肘を支点に動かせたら、肘関節の屈曲によって、クラブヘッドが上に持ち上がるだけで、右には引けない…と言うことになりますね。( ̄▽ ̄;)

う〜ん…
言葉の表現って、難しいですよね。

でも、ゴルフスイングの動きを正確に伝えるためには、「関節の動き」を適切に表現したいものですね。



…昨日、Instagramに、
『ゴルフスイング体操(R)』の片手素振り、側面から撮った動画を投稿しておきました。

よろしければ、ご覧くださいませ。






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