ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

脱抑制

2012年02月17日 | ゴルフ全般
昨日のblogにもお名前を書いた茂木健一郎さん…(^^)

この茂木さんの本に、「脱抑制」と言う言葉が、時々、出て来る。
「脱抑制」とは、「薬物やアルコールといった外的な刺激によって抑制が効かなくなった状態のこと」と定義され、「お酒を呑んだ時などに、情動や行動の抑制が効かなくなること」を意味するそうだが、茂木健一郎さんは、もう少し、“良い意味”で、お使いになっている。

茂木さんのおっしゃる「脱抑制」とは、言わば“フロー状態”のこと。
抑制がはずれて、とても集中できている状態のこと。

スポーツをなさる方などは、その“フロー状態”を経験なさったことも有るかもしれないが、こういう状態になれた時は、リラックスしていながら、集中できていて、勝手に身体が動くとか、頭がよく働いたりする。
無理をしていると言う感覚が無く、勝手に身体やら脳やらが働き出す。
そして、それを“自分”は、客観的とも言える状態で、ただ自然な流れに身を任せているような感覚になれる時、それが、“フロー状態”。

その「脱抑制」された“フロー”状態になるには、どういう“条件”が必要かと言うと、『セーフベース』が有ることなのだそうだ。
『セーフベース』とは、安全基地とも言えるもので、スポーツにおいては、基本とか、自分がこれまで練習してきた積み重ねによる自信など…と言う事になるでしょうか…。

それが有ると、安心して、「脱抑制」状態に入りやすくなるらしい…。

「大丈夫かな?」とか「上手くできるかな?」と言うような不安や緊張が勝っている時は、「脱抑制」状態にはなりにくい。

例えば、ピアノを全く練習したことが無い人に、「リラックスをし、抑制をはずして、即興でピアノをひけ」と言っても、それは無理なように…、
抑制をはずせるかどうかは、このセーフベースが有るか無いかが、重要なポイントになるのだそうだ。

で、ここからが、『レッスンネタ』なのですが…、
先日のblog『menu0』に書いたような、力み感を全く「0」にしてみる練習は、この「脱抑制状態」で、ボールを打ってみる練習と言えるかもしれません。

肩甲骨の動きを知り、肩甲骨と上腕骨の動きの繋がりを練習し、これまでに、イヤと言うほど、「また、これか…」と言うほど…?(~_~;)に“スイング体操”の練習を積み重ねて頂いたので…、
皆さんの動きを見ていても、随分、この動きに慣れて来られているようなので…、
ここらで一度、抑制をはずしてみて頂きたいのです。

セーフベースが出来ていれば、「当たるかな?」や「飛ぶかな?」の、心配や不安はご無用。
抑制をはずしてみても、大丈夫…(^^)v

練習経験の浅い人に、「リラックスして、グリップもゆるく握って、力みを抜いてクラブを振ってみて…」と言ったら、そのまま、本当にクラブを飛ばしてしまう人もいるかもしれませんが…(^_^;)

充分に、基礎練習を積み重ねた皆さまなら、大丈夫です。

リラックスしなければ、抑制は、はずせないので…、
とにかくリラックスを意識して…、
ご自身の自然な身体の動きに身を任せてみれば…、
結構、動けるかもしれないのです。

その方が、とてもスムーズにクラブを振れるかもしれないのです。

また、螺旋の動きに必要なインナーマッスルも、表面上のアウターマッスルの硬直感が緩和されるほどに動きやすくなります。

…なので、『menu0』ドリルで、「脱抑制」を!(^^)/…と思います。

レッスンを受講中の皆さま…。
「脱抑制」をして、気持ちよくクラブを振ってみて下さいね。

そうすれば、“フロー状態”で、クラブを振る快感を体験!…できるかもしれませんよ…(^_^)v

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