ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

春は、もうすぐ。。。

2008年02月27日 | ゴルフの空 その4
よく雪の降った2月も、今週で終わり。
来週からは、いよいよ国内での女子プロゴルフのトーナメントがはじまる。
と、その前に、ハワイ(先週)や、シンガポール(今週)で開催されている、海外でのUSLPGAのトーナメントに参戦している選手たちもいて…。
「日本からは、誰が出てるの?」
「桃子ちゃん、どうなった?」
「藍ちゃんは?」
など、ゴルフファンのみなさまの関心も、そろそろトーナメントモードに入ってきた様子??

そんな中、よく耳にするのが、「桃子ちゃんは、今年も強いかな?」「藍ちゃんは、どうなの?」と言うような、昨年の賞金女王の上田桃子選手への注目と、若干不調気味の宮里藍選手を心配する声。
特に、宮里選手に対しては、「藍ちゃんの時代は、もう終わったの?」「日本のトーナメントに出て、もう一回出直せ」などの厳しい声も聞かれる。

「藍ちゃんの時代が終わった」と言うには、まだ宮里選手は若過ぎる。
日本の試合に出るか、出ないかは、本人が決めること。
調子が良くて、成績を残せている時は、思いっきり持ち上げておいて、悪くなると、途端に厳しくなって、冷たくなるのが、プロスポーツ選手に対するファンの心理というものなのだろうか?
勝てば官軍とは、よく言ったもの。。。
だけど、それらの声に惑わされず、持ち上げられてもうぬぼれず、持ち下げられても(?)腐らずに、自分自身を見つめ、ひたむきにその競技に取り組んで行くことが、プロスポーツ選手としての宿命なのかも。

宮里藍選手も、一時期は『この世をば わが世とぞ思ふ望月の かけたることもなしと思へば』くらいの心境になったことも有るかもしれない。
だけど、頭の良い人だけに、こんな時期は、いつまでも続かないと、本人自身が、一番分かっていたかもしれない。

まだアマチュアだった高校3年生の時に、プロのトーナメントで優勝し、一躍有名人となり、それまでゴルフに興味が無かった人たちの目まで、女子プロゴルフに向けさせた。
その頃に、女子プロゴルフ界には、強い不動裕理選手がいて、宮里選手のライバルとして横峯さくら選手がいて、ちょっと綺麗なお姉さん系の古閑美保選手がいたから、、、人気はさらにヒートアップした感じ。
現在は、20歳代前半の若手の選手も台頭してきて、選手たちの実力は、若手・中堅・ベテランを問わず、ひっ迫している。
毎週誰が優勝するか分からない、また、次はどんな新しい選手が出てくるかと楽しみにもなるくらい、今の日本の女子のトーナメントは”面白い”と思う。
そんな中で、アメリカに戦いの場を移した宮里藍選手が、日本では影が薄くなってしまうのも無理はない。
でも、女子プロゴルフ界の人気を、一気に盛り上げた一番の功労者は、やはり、宮里藍選手だったと思う。

この功労者の”復活”は、私としても願っていたいところ。
(ドライバーが真っ直ぐに飛ばないと言っていたことから察して…)今、もしかして、宮里選手は、スイング改造中??
スイングを変えようとすると、一時期は、「変えたい、だけど、変わらない、、、変わらない、だけど、元にも戻らない」という、ジレンマに陥る。
もしかして、そういう時期だとすれば、「スイングがしっくりするまでに、もう少し時間がかかる、だけど、試合はそれを待ってくれない」状態なのかも。(←あくまでも、私の推測だが…)
苦しい時期を乗り越える、精神的な強さを持っている選手だと思う。
身体が小さいとは言え、落ちて行くには、まだ若過ぎる。。。

…トーナメントも、そろそろシーズンイン。
春は、もうすぐやって来ます。
待てば、必ずやって来ます。。。

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