ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

ラオスの少女

2008年09月09日 | 読書 ・鑑賞・観劇録
毎週楽しみにしているテレビ番組のひとつが、月曜日の午後11:00頃~フジテレビ系で放送されている『あいのり』。
友達が「観出したら、結構面白いよ」と言っていたので、2年くらい前からだったか、観はじめた。
(ご覧になっておられる方、いらっしゃいます?)

この『あいのり』、参加者の恋愛感情やかけひきだけでなく、旅先の国々の生活事情や生活水準、国民性、歴史なども紹介されているので、興味深いし、日本人の参加者と各国々の人達とのふれあいも、観ていたら面白くて、、、『あいのり』の時間になると、テレビの前に座るようになった。。。

地球温暖化による海面上昇で、世界で最初に沈む国と言われている、南太平洋の島国「ツバル」のことも、『あいのり』を観ていて、その深刻さをはじめて知った。

昨夜、放送されていた旅先の国は、ラオス。
ラオスでは、自殺する人は年間1人いるかいないか…らしい。
その理由を探るため、参加者が訪れたロンラオ村を探索してみると…。

子供たちの遊んでいる風景は、日本の昭和を彷彿とさせるものだった。
チャンバラ、凧上げ、コマ回し、空気鉄砲…など。
それを観て、私は「何だか心がホッとするような、懐かしい光景やなぁ…」と思った。
着ているものを泥だらけ、汗だらけにして遊んだ、私の幼少の頃を思い出すようでもあった。

そして、その村で出逢った、ある一人の少女の家を訪ねると、畑仕事をするお父さんが自分の手で作った家に、家族11人で暮らしていた。
少女は7人いる兄弟の長女だったが、子どもたちは、それぞれ、畑の仕事や、庭の掃除、食事の支度などで、お父さんやお母さんの手伝いをして、それによって、自分は必要とされている人間であることを自覚し、家族全員で、力を合わせて、助け合って生活していた。
参加者の一人が「お手伝いは、大変じゃないですか?」と尋ねると、この少女(小学校5年生)は「大変じゃないです。お父さんとお母さんの手伝いができて嬉しいです」と答えていた。

参加者たちは、この家族を見て「一体感がある」「(家族が)つながっている」「助け合って生きているから思いやりがある」などと口々に言っていて、「こういう生活をしていたら誰も自殺しようなどとは思わないだろう」との感想を漏らしていた。

日本では、道路に落ちた枯葉をほうきで掃いておられる大人は、よく見かけるけれど、子供が掃いているのを見かけることは、非常に少ない。掃いているのを見れば、それは学校の近くだったり…。
お母さんの買い物を手伝うために、子供が買い出しに来ている光景を見ることも少なくなった。
(…と思いませんか??)
みんな、お手伝いをしなくなったのだろうか?
いくら子供は、勉強が仕事とは言え、四六時中、机の前に座っていても非効率。
スポーツを頑張ると言っても、そればかりでは、かえって身体に悪い。
心身ともに健康な子供に育てるためには「誰かに必要とされている自分」をしっかりと自覚させることが大事なんじゃないだろうか??
…と、このラオスの子供たちを観ていて思った。。。

この小学校5年生の女の子が言っていたように「お父さんとお母さんのお手伝いができて嬉しい」との気持ちが、幼少の頃に芽生えれば、親子の絆や、その子供の社会性は、青少年の多感な時期になっても、大人になっても続くのではないか…と思えるのだが、どうだろうか??

番組では、最後に…。
「ラオスの生活には、かつての日本の心温まる風景があった。
他人を思いやる心、助ける心、そして家族の絆。
日本のように裕福ではない。便利でもない。
パソコンや携帯電話も、ほとんど普及していない。
しかし、情報の無い暮らしは、他人との比較、格差の無い社会を作り出していた。モノがなくてもみんなが平等な社会。
そこには、欲望にかき立てられ、他人を利用する人も、自殺する人もほとんどいないのだ。
ラオスの人々は、世界で一番豊かな心を持っているのかもしれない。」
と、結んでいた。

友達が、「結構、面白いよ」と言っていた『あいのり』。
参加者の恋愛の行方は、観ている方にとっては娯楽なんだけれど、各国々の紹介や、その国の人たちと参加者たちとの”ふれあい”は、観ていて、本当に、「結構、面白い」。

これからも、参加者の恋愛の行方と共に、楽しみにしていたい番組です。。。

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