ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

危険な手首の使い方なのでっ!!

2016年02月12日 | 『ゴルフスイング体操(R)』
ゴルフスイングで「コッキング!」って言ってる人、多~~い!ですね。( ̄▽ ̄;)

99.9%の人が、
ゴルフスイングの時には手首を親指側に曲げて、コッキング(コック)を作ると思っておられるのではないかっ!?って思えるほど。

スイング中、
手首は、親指側に曲がるような動きをします。




ですが、これは、肩甲骨が、アドレス時にはやや外転しているところから、
内転に向かう時に、
肩甲骨の関節窩ってところの向きが変わるのでぇ、
上腕骨も回旋するぅ。
この回旋運動によって、クラブヘッドが下から上に持ち上がるために、手首を親指側に曲げたように感じるだけですっ!



手首を曲げたと感じるのは、
錯覚ーっ!
曲げたわけじゃないっ!!

こんなの実際、手首の動きじゃないですよ。

って言うか、
手首の骨や靭帯は、
こんなです。



とっても繊細。

こんな関節を、スイングするたびにカックン、カックンって動かせていて良いと思いますか?って感じ。

仮に、それで、腱鞘炎も起きずにスイングが出来ているのだとしたら、
先日のブログにも書いた「クラブもボールも軽いですからね。怪我が起きないんですね」なんて言われちゃう。
それくらい、変な動き。

手首って、基本的には回ります。

けど、
手首を手の甲側に曲げる⇔手のひら側に曲げる。
こちらと、



親指側に曲げる⇔小指側に曲げる。
こちらの動きを、



比べてみたら、
どうですか?
何回おこなっても、まぁ、大丈夫じゃないかって思えるのは、どちらですか?

靭帯の付着箇所から考えても、



手の甲側⇔手のひら側です。

親指側と小指側にガンガン曲げていたら、
上のイラストの青と緑の靭帯が酷使されますよ。

気をつけておいた方がいいくらいです。

こういうのって、
ガラスコップの割れた破片を素手で触れたら手が切れるかもしれないから、
止めた方が良いですよ…
って言うのと同列くらいのもの。

止めた方がいい、止めた方がいい、って何回言っても、それでも、触れる人がいたら、
しまいには、
「止めた方がいいっつってるのにっ!」って怒りたくなるのとよく似た感情で、本日のブログを書いておりますが…(--;)


肩甲骨の関節窩の向きの変化による上肢(手首も、もちろん含む)の動きに関しては、
商標登録したところではありますが…、



ゴルフスイングにおけるコッキングの誤解、
早く解けると良いですね。
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