ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

下肢帯分断は良くないよ…

2014年02月11日 | ゴルフ理論…私の見解
上空には寒気団が停滞しているのか、空気がひんやりとしていて寒い日が続きますね。

さて、本日は、骨盤周辺の使い方について。

このイラストを



横から見ると、このようになりますね…。



だけど、現在のレッスンに多いのが、この股関節のところにシャフトをバーンと当てて、上体をカクッと前に前傾させる方法。

股関節は動きやすい関節ですが、ここにシャフトを当てると、下肢帯を分断するようなイメージになるのが分かりませんか?
そうすると、下肢帯としての機能が働きにくくなります。

筋肉同士の繋がりから考えても、体幹と下肢の筋肉は、どこでどう繋がって、どの筋肉の働きで、骨盤周辺から出力されるパワーが、
下肢や上肢に伝播されて行くのか、分からないような感じになるのです。

「股関節にシャフトをバーンと当てて、カクッと上体を前傾させて、
脚がグラつかないように、両脚をしっかりと踏ん張ってアドレスしましょう」
…なんて、股関節や腰への負担を大きくするだけで、かえって脚の筋力は活かされにくくなります。
(下半身⇔骨盤⇔上半身の筋肉の動きの繋がりが悪くなってしまうため)

さらに、股関節の深層部には、このよく動く関節を安定させて動かすための小さな筋肉が下記イラストのように、たくさん付着しています。



ですが、股関節をグルグルとよく動かすと、これらの筋肉は、小さくて細いのに、かなりよく働かされてしまうようなイメージになります。
そして、働かされ過ぎて、弱ってくると、股関節の“噛み合い”具合が悪くなって、、痛みが発症…!

そして、この“噛み合い”具合の悪さは、腰痛・膝痛なども発症させます。

ですから、この股関節の深層部に付着している小さくて細い筋肉は、むしろ、表面上の大きな筋肉でしっかりとガードして動かすようなイメージのほうが良いです。

なので、下肢帯は、下肢帯として、使ったほうが良いと言うことになります!



プロゴルファーでも、股関節からカクッと上体を前傾させてアドレスしたり、股関節での回転をガンガンに使ってスイングしている人は、股関節痛だけでなく、腰痛や膝痛なども発症させているかもしれません。

超・有名男子日本人トッププロも、「股関節の動きを目一杯使ってスイングしていたら、股関節に水が溜まった。だから、今は、股関節を固定させるようなイメージで振っている」と、テレビで言っていましたね。

超・有名な人気トッププロが、こういうことで苦しんだ…この事態をどう見るか?
単なるオーバーユースでないことは明らかです。

…やはり、身体の使い方としての根本的なところでの“見落とし”や、肝心なところの“抜け落ち”が、
こういう事態を招いたのではないかな?…って思うのですが…皆さまは、どうお思いでしょうか…(*´・ω・`)=3

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