ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

タイガー・ウッズ選手復帰のニュースを見て

2015年01月31日 | ゴルフ理論…私の見解
タイガー・ウッズ選手、復帰のニュースを読んで、
思わずTwitterにも、つぶやいてしまったこと。

まずは、そのニュースの記事を。


『アリゾナ州TPCスコッツデールで開催中の米国男子ツアー「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」。初日2オーバーと出遅れていたタイガー・ウッズは2日目、キャリアワーストの「82」(パー71)の大崩れで通算13オーバー、132人の出場選手中暫定132位(マイケル・ホッパーが2ホール残し通算12オーバー)で予選落ちが確実となった。


ウッズによれば、現在取り組んでいるスイング改造が、アプローチにも影響を及ぼしている。前コーチのショーン・フォーリーと構築したスイングでは、ボールに対しクラブヘッドが上から入ってインパクトを迎えていたが、昨秋に招聘した新コーチ、クリス・コモとのスイング改造の過程では、低い位置、地面に近いところからヘッドが入るという。

「いまは昔のやり方と今のやり方の間にいる。これもプロセスの一部」と繰り返したウッズ。「単純にボールを打つことと、ゴルフをプレーすることは違う。そして試合でプレーすることはまた違う」。復活を疑う声が聞こえても「誰しもこんな日がある。けれど、いい日のために戦い続けなければいけないんだ」と再起を誓う。』

スイング改造時のタイガー選手の苦悩は、如何ばかりかと思うところですが…

記事を読んだ瞬間に、
こういう図をイメージしました。



現在のタイガー選手のコーチは、バイオメカニクスに詳しい人らしい。

そのコーチの元で、身体に負担のかからないスイング改造に取り組んでいるとのことだ。

だとすれば、そのコーチの力が介入できるのは、上の図の①~②。

でも、この記事を読んだ限りでは、「もしや①~③まで?」と思ってしまったので…、
だから、私は、思わずTwitterに、「タイガー・ウッズ選手自身の感覚を大切に…」と書いてしまった。

専門性のレベルを上げて行くには、フィジカル面でのサポートも必要。
だけど、その競技の専門家でない人が、①~③までをおこなおうとすると、
「見誤ること」「判断を間違うこと」「詰めが甘くなること」「考えが及ばないところ」は出てくると思う。

これは、私が、大学にて、他の競技をおこなっている学生さんと話していて思うこと。

「そういう動きをおこなう場合は、もう少し、こういう風にした方が良いと思うよ」ってことは言ってあげられる。
だけど、果たしてそれがベストなことなのかどうなのか…は、その競技を専門におこなっていないと分からない。
①~②の部分は一緒に取り組めても、②~③の部分になると「アドバイスだと思って聞いておいてね…」になる。

タイガー選手の取り組みとは、全く次元が違うけれど…^^;

②~③は、やはり、その競技の専門家にゆだねられると思うし、
実力のある選手ならば、①~②を基にして、②~③を自分の感覚や感性で上手く調整することができると思う。

コーチと選手は、「自分にできること」「自分がやらなきゃいけないこと」を、お互い、わきまえておくことも大事ですよね…。

フィジカル面でのコーチが①~②までは良かったのに、②を通り越して③に行こうとしたことで、「あ、こけたね」なんてことは、時々、起きてしまうこと。

…なんてことも、このショッキングなニュースを読んで思ってしまいましたが…、
タイガー選手が「求める改造」「しっくりする改造」がなされて行くことを願っていたいと思います。

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