ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

“趣味”として…(笑)

2011年10月19日 | ゴルフ理論…私の見解
先日より、『肩のゼロポジション』やら『ローテーターカフ』やらと、骨や筋肉のことについて、“おさらい”の意味も含めて、少々、書いて参りましたが…(^_^;)

私が、こういうことに興味や関心を持ち始めたのは…、
「(研修生時代に痛めた)私の身体が、どうして治ったのか?」
「トレーニングを教えて下さった小山先生は、どうして、私と言う“人の身体”が痛くない振り方が、分かったのだろう?」
「身体の痛いスイングと、痛くないスイングは、何が違うのか?」
…などの私自身が感じた“自分の疑問を解決したい”から…でした。

左肩が思うように動かず、クラブも全く振れない状態から、たかだか2~3週間で、スイングできる状態まで回復できた、その初動負荷トレーニング提唱者の“小山先生マジック”を、本当に、心から不思議だと思ったから…、
「“この世界”のことを知りたい」と思った。

なので、「仕事だから」“研究”したと言うより、「不思議だったから」“興味”を持ちはじめた(笑)。

疑問を解く手段としては、小山先生に弟子入りして、教えを乞う方法も有ったが…、
現実的には、会社(レッスン会場)で、いついつから働かねばならない…との時間的な制約が有ったので、疑問は疑問のまま、自分で解かねばならない課題として、私の中に残った。

この疑問を解く“手がかり”としては…、
「体幹の動きから生まれるパワーを末端の筋肉に流れるように伝える」
「スムーズに動けた時は、全身の筋力が繋がる感覚が得られる」
の二つくらい…。

そして、この疑問を解くには、筋肉のこと関節のことについて、知らなければいけないと思った。
単に、筋肉の名称や、それぞれの筋肉が付いている部位のことを知っても、この疑問は、なかなか解けなかった。
それくらい、ゴルフスイングは複雑だった(複雑に思えた)。

でも、ま、パズルを解くような気持ちで…(^_^;)
筋肉のイラストなどを眺めているうちに、漸く、「結局、こういうことだったのか…」と言う“答え”を、自分の中ででは出すことは出来た…。
また、この“答え”は、私が考えたから、この答えが出て来たのではなくて、初動負荷理論が分かったわけでもなくて、人間の身体の構造からスイングを考えると、誰が考えても、「やがて、こういう答えが出て来るでしょ…」と思えるものだった。

なので、初動負荷理論が、私の意識を“人間の身体(筋肉)”や、ゴルフスイングにおける“動作”に向かわせたのは確かだけど…、
だからと言って、今の私のレッスンは、初動負荷理論によるレッスンだとも言い切れないんですよね…(^_^;)

…また、これも、内田樹さんと甲野善紀さんの対談集『身体を通して時代を読む』の中で、甲野さんがおっしゃっていたことなのだが…、
『流派をつくるという人の中には、自己顕示的な欲求の強い人と、自分の中に、ある確信が生まれ、いままでとはハッキリ違ってきたので、そのことに忠実にあろうとする結果、ある流派を興す人とに分かれるように思いますね。
流派をつくるのが目的な人と、そうではなくて自分の気づいた世界を正直に展開していく人です。』と…。
この言葉からすれば、私は、明らかに後者だと思うし、後者でありたいと思う。

だから、私が現在、しきりに推奨している“円月殺法素振り”も、別に(小山先生に弟子入りしたわけでもないので)『初動負荷流練習法』でもないし、増して『松村流練習法』と言うつもりもございません(笑)。

「円月殺法素振りは、初動負荷理論によって、こうなったのですか?」なんて、お尋ね下さった方もいらっしゃるのですが…(^_^;)

ただ、甲野さんの言葉をお借りすれば…
『自分の気づいた世界を正直に展開していけば…』、現在のところ、「こうなった(“円月殺法素振り”になった)…」だけです。

…これからも、筋肉や関節、スポーツにおける身体の動きなどに関しては、初動負荷理論に固執するでもなく、私自身の“趣味”として、興味や関心を持ち続けて行きたいと思っていて…、
そして、その“趣味”が、実際に、仕事の場(レッスン)でも生きてくれば良いな…と思っています。

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