惹かれる理由

ブログの記事に、今年もたびたび出てきて頂いた（笑）、茂木健一郎さん。

茂木さんの書籍に惹かれる理由を挙げるとするなら…。

☆文章が、美しい。

☆文系・理系などと言う枠を、さらりと越えておられるところ。

☆見渡しておられる対象が、非常に広域であること。

☆ご自身の肩書に縛られておられないところ。

☆“できるんだよ”との発想や姿勢のもとにお書きになっているところ。

☆難しい文章も有るけれど、ネクラな感じでないこと。

☆その通りだと思えるところが、多いこと。

…などなど。

いくら良いこと、ためになることが書いてある文章でも、電気器具の取扱書みたいに（？）、少々読み難い文章なら、読む気がしない（笑）。

また、偉い学者さんが、上から目線で、こういう論理があるけれど、あなた方に、理解できる？みたいな感じで、お書きになっているものだと、「あっ、そう…」で終わってしまう（笑）。

また、陰気でジメジメとした文章なら、同じことが書いてあったとしても、自分の中には、入って来ない（笑）。

茂木さんの本を読んでみようと思ったきっかけは、「脳の仕組みが理解できると面白そうだから」だった。

だけど、実際のところ、脳に関して理解するのは、難しい。
私には、難解……(^_^;)
それに、脳科学者の方でも、未だに解明されていない謎が、脳の中には、いっぱい詰まっているようだ。

だから、脳科学者でもない私は、脳の仕組みを詳しく理解しようとするのではなく、脳の仕組みから生じる人間の可能性みたいなものを、そこからエッセンスとして汲み取り、利用させて頂くので、良いのではないかと思っている。

だからこそ、茂木さんの、“人間の脳は、こんなに素晴らしいんだよ”だから、人間は、“できるんだよ”との発想のもとに書いてある書籍に惹かれる。

そして、私も、レッスンを行う時、“この技術は、こんなに難しいから、あなたに出来る？”と言う発想ではなく、“人間は、できるんだよ”との発想をもとにして行っていけたらと思う。

「これをやらなきゃ、ダメになります」ではなく、「こういうことをすれば、できるんだよ」。

…また、来年も、茂木さんの影響を受けたようなブログを書くかもしれません（笑）。