万人共通

ソフトボールをしていた高校生の頃、元西武ライオンズの遊撃手、石毛宏典さんに憧れていた…とは、以前にも、このblogに書いたことが有る。
今も、石毛さんのblogは、時々、拝見させて頂いているが…。

その石毛さんが、最近、書いておられたこと…。

『万人共通な身のこなしが正しい』

この一言を読んで、「さすが…」と思った。

そして「やっぱり、そうだよね」とも思った。

このblogの記事には、ボストン・レッドソックスの松坂大輔投手のことを書いておられたのだが…。
石毛さんの考えとして、『調子の良かった頃の昔（若い頃）のフォームに戻そうとするのではなく、投手にとっての理想のフォームを追求してみたらどうだろうか…』と書いておられた。
「万人共通な身のこなしが正しいのだから」と…。

現在、石毛さんは、プロ野球界を離れ、プロを目指す若者や子供達の指導などを行なっておられる。

そんな、石毛さん…、
『私の経験からでも、現役時代は、自分の形を変える勇気はなかなかないが、引退して 若者や子供達を指導してみると現役時代の自分の感覚だけでは無理があった。』と書いておられた。

あれだけの超一流選手でも、いざ指導をしてみると、自分の感覚だけでは無理があるとお感じになるんだな…。
そして、やはりそうでないと、人を指導することなんて出来ないよね…って思った。

石毛さんの今いらっしゃるその世界は、華やかなプロ野球の一軍の世界に比べると、イヤになるくらい地味なんじゃないか…と思うけれど、そこでも、腐らずに一生懸命に頑張っておられる様子は、石毛さんのblogを読んでいても伺える。

「“本物のプライド”をお持ちの方は、どんな世界にいても、自分のいる世界を卑下しない」と思っているが、やはり、石毛さんも“本物のプライド”をお持ちの方のようだ。

ご自身の歩んでいる道を、手を抜かずに、一生懸命に歩いて来られて、そして、辿り着いておられる結論。

それが、『万人共通な身のこなしが正しい』の一言に集約されているように思えた。

…添付写真は、通勤途中の川沿いに咲いている紫陽花。
文字ばかりのblogだと殺風景になっちゃいますので(笑)、添付しておきます。