ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

我慢と繰り返しと慣れ

2009年09月03日 | ゴルフ全般
昨日のブログを書いて、書き終わってから、「私って、練習し始めた頃、どんなスイングしてたかな~」「スイングのどの部分をし辛く感じていたかな~」なんて思った。
そして、そう言えば、当時習っていた先生から、「もう少し、バックスイングの時、左ひじを伸ばされへんか~」って、ずうーと言われ続けていたことを思い出した。

ソフトボール経験者の私。
ゴルフのスイングをする時も、まるでバットを構えたような形のまま、地面にあるボールを打つために、そのまま前傾したようなバックスイングをしてたなぁ~なんて思い出した(笑)。
右肩の上で、右耳のすぐ横に両手が位置しているバックスイング。
この形、スイングの際に良しとされる形に比べると、左ひじは曲がっていて、右ひじも右肩に近すぎ。
ソフトボールのバットを振るには良い位置でも、ゴルフの長いシャフトを振るには、適さない位置。
でも、左ひじを伸ばして、もっと胴体の中心部より遠いところに両手の位置を持って行こうとすると、「こんなところから振っても、ボールに当たらない」ような気がした。
だから、なかなか直らなかった。

でも、練習する時のお手本にしていた岡本綾子さんのスイングを見ても、左ひじはきれいに伸びている。
メグ・マローン、ドティ・モクリーと言ったアメリカツアーで強かった女子の選手たちも、プロの人たちは、みんなみんな、左ひじがきれいに伸びている。
「なんで、あんな風にひじがすんなり伸びるのだろう?なぜ、あの位置に上げて、そこから振ってボールに当てることができるのだろう?」と不思議でならなかった。

でも、私自身は、その形ができないから、「いっそのこと、セオリーには当てはまらなくても、私独自の打ち方で押し通そうかな?」などと思ったりしたことも有ったなぁ~(爆)。

…そんなことを思い出した。

今なら、当時のスイングや、自分なりの感覚は、全く良くなかったことが分かる(笑)。

左ひじを、突っ張らないまでも、バックスイングですんなり伸ばせるようになったのは、いつ頃、どんな練習をした頃からだっただろう?
と、思い返すと…フィニッシュの位置から振り戻す感覚で、バックスイングを上げる練習をした頃からだったように思う。
フィニッシュの位置から振り戻す感覚でバックスイングを上げて、そこから、もう1回フィニッシュまで振る。
そういう行ったり来たりの練習を何度も、何年間もしているうちに、左ひじをそれまでよりは伸ばしたところに上げて、そこからインパクトして行くことに、徐々に違和感を感じなくなったように思う。

人それぞれに、多少の個性は有ったとしても、セオリーからはずれ過ぎていないスイング。
それを身に付けるには、私を含めて、みんなそれぞれに、感覚的な違和感や、自分自身がしやすいと思う動きを我慢して封印しつつ、年月をかけて練習してきているのではないかと思う。

昨日のブログに書いた「身体で習得していく技術は、最初は失敗ばかりでも、とにかく何度も練習しているうちに出来るようになる」と、いつもレッスンの時に口癖のように言っている「慣れれば出来ます」は、私の体験談です(笑)。

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