心に留めていることを思い返す日…

本日8月15日は、終戦記念日です。

あの戦争から72年。

戦没者の方々は、310万人とのこと。

…310万人、、、
信じることの出来ない数字です。
胸が苦しくなりました。

本日の正午、
私は、ちょうどテレビの前にいることが出来たので、
映像を観ながら、一緒に黙祷を捧げました。




…戦後は食べるものが無かったと、父は言う。

だったら、何を食べていたのか？と尋ねると、
畑でジャガイモが出来たらジャガイモばかり。
カボチャが出来たらカボチャばかりだったとのこと。
卵のひとつ、
バナナの一本が、
贅沢なものだった…らしい。

…今の子供たちは、贅沢だと母は言う。

確かに贅沢だと、
それは、本当に、そう思う。
靴下は穴があいたらポイとする私。
それを見て、昔は繕って履いたものだ。
繕った靴下の方が強くなるのに…と母は言う。
古くなったらポイ。
汚れてきたなくなったらポイ。
流行じゃなくなったらポイ。
と、ポイポイでゴミばかりが増える今、
物が無かった時代からすると、
このポイポイは、考えられないのかもしれない。

…戦後とは時代が変わった今は、
この時代に見合う生き方、
即した生き方が有るだろうけれど、
悲惨過ぎて、
話を聞くと言葉も出なくなるような戦中や、
とても貧しい戦後の、
「そんな時代」が、かつての日本に有ったのだということは、
心のどこかに留めておきたいものだと思います。

戦中戦後を生きて、
「敗戦」から這い上がってくださった方々がいらっしゃったから、
今の日本がある。
そのことに対する感謝の念も「心に留めておくこと」ですね。

本日は、
それら「心に留めておくこと」を、
静かに思い返す日なのかもしれません…。


…誰のためでもない、自分のために…。