弱さは強さ

セントアンドリュースで開催された『全英女子オープン』。
深夜にテレビ放送も有って、「夜中の２時まで観ていた」とおっしゃっている方もいらっしゃった。
みなさんも、ご覧になっていらっしゃいましたか？
私は、今の暑い盛り、家に帰るなり、睡魔が襲ってくる時期でもあって（笑）、、、昼間に放送されている『ゴルフネットワーク』で、ライブではない試合の模様と、スポーツ番組などで、その結果を見るだけに留まってしまったが…。

日本人選手の中では、佐伯三貴選手が７位に入り、来年のシード権も獲得できたようですね。

…「どんなことを書いてるのかなぁ～」と、時々、そのブログを見てみる人の中に、宮里藍選手も含まれていて。。。
本日、開いてみたら、このセントアンドリュースでプレーしてみての感想も、早速、更新していた。
そこには、ここでプレーできた誇りや嬉しさみたいなこと、自分のゴルフに対する思いの再認識、そしてゴルフをさせてくれたことに対するご両親への感謝などが綴られていて、、、年齢では１／２の宮里選手なんだけど、「ほぉ～」と、ただただ、感心と尊敬の念が押し寄せてくるような内容だった。

また、プレーしている間に、メンタル面の弱さを感じたこと「自分の弱さとも向き合う時間がたくさんあって、苦しい思いもした」とのことも書いてあって…。
逆に、それが、「この人は、一体、どこまで強くなれば、気が済むのだろう…」と感じさせるくらいだった。。。

弱い部分や、甘い部分、情けない部分、軽はずみな部分も有るのが、人間なんだけど…。
ゴルフは、そういう、ある意味”負”の部分を、人間に、容赦なく、突きつけて来ることが有る。
「だから、お前は、ダメなんだよ！」って。。。
辛くなって、涙するから、強くなって…。
冷静とか、ハラがどっしりすわったとか、根性とか、そういうものを人間に植え付け、良くないことがたとえ起きても、切り替えていく能力などを与える。
それが、人間性の向上とイコールと思えるかどうかは分らないが、人間を、精神的には、タフにさせると思う。
だけど、、、自分の心、メンタル面と、真正面から向き合うことは、自分の弱さやダメな部分を見ることであって、それは、決して、愉快な作業ではない。

「弱さを感じて、苦しい思いをした」と言う、宮里選手には、”強さ”を感じる。。。

セントアンドリュースで開催された、今年の『全英女子オープン』。
オチョア選手が、独走態勢で優勝したが…。
出場した選手の胸には、それぞれ、どんな思いが去来していたのだろうか？？？