ネットサーフィンをしつつ、時々、見ているのが、石毛宏典さんのブログ。
元西武ライオンズのプロ野球選手だった方。
現在は、四国アイランドリーグで選手の指導などを行っていらっしゃるようだ。
石毛さんは、私の高校時代にプロ野球で活躍なさっていた方で、”憧れ”の選手だった。
ソフトボール部でショートだった私。
その頃、ショートを守る選手と言えば、1番とか2番を打つ方が多かった中で、石毛さんは3番で長距離を狙うバッターだった。
出塁することよりも、ランナーを帰すことが役目となるバッター。
それが、恐れ多くも、私自身と重なって、余計に憧れた。
「カッコ良いなぁ~」とも思っていた。
部活が休みの日に、父に頼んで、昔の阪急西宮球場に、プロ野球観戦に連れて行ってもらい、目の前に石毛さんがいらっしゃった時は、全身が震えるくらいドキドキした(笑)。
高校時代に、グローブやハチマキに、”完全燃焼”とよく書いていたが、”完全燃焼”は、実は、石毛さんの好きな言葉でもあった(笑)。
その石毛さんが、15日付けのブログに、モーグルの上村愛子さんのことを書いておられた。
その中で、アスリートは極限まで自分を追い込み鍛え、時には愚痴をこぼしたくなったり、言い訳をしたくなったりする。
孤独にもなる。
だけど、全てを受け入れてくれる人、甘えられる人、帰る場所が有ることによって、羽根を休めて、リセットして、また、次に向かえると言うようなことを書いておられた。
現在、バンクーバーオリンピック真っ盛り。
観ている側は、メダルは?とか順位は?などと、つい、結果ばかりに目が向く。
だけど、そこに出てくる選手たちは、皆、素質に恵まれ、その素質が有ったことによって期待され、期待されることによって、葛藤や、苦悩も味わいつつ、自分を鍛えて高めて結果を出して、ほんの一握りの選手となって、その場に挑んでおられる。
その一人一人の選手達の裏側では、色んな人間模様が隠されているのだろう。
その選手の全てを受け入れてきた人、甘えられる人だった人、帰る場所となっていた人。
その人達にもまた、選手と共にする、喜びや苦しみが有ったと思う。
石毛さんが書いておられたように、結果だけではなく、そこに至るまでのプロセス、また、その選手の周囲にいた人達の支え、そういうものにも目を向けたいものだ。
結果は、結果…。それは、それ…。
大切なのは、求めて行く姿勢、やりぬく気力、そのプロセス。
と、石毛さんは、書いておられた。
ブログには、その人の人となりが垣間見える。
昔、選手として憧れていた石毛さん。
現在に至るまでには、様々な挫折やご苦労も有ったんじゃないかと思う。
だけど、その分、人間性を磨かれ、活躍の場はどこであっても、やっぱりカッコ良い人のままのような気がする。
石毛宏典さんのブログ…http://blog.livedoor.jp/h_ishige/