『シンパサイザー』読了

『シンパサイザー』は、ピュリッツァー賞、エドガー賞最優秀新人賞、アメリカ探貞作家クラブ賞などを総なめした作品だが、本屋で平積みされている状況を見ると売れているようには見えない。単行本は買えないが、文庫本になったら考えようか、と思っていたが、単行本と文庫本は同時発売だったようで、上下巻を購入し新幹線の往復で読み切った。
一人称で延々と様々な出来事を語っていくのだが、これは好き嫌いがはっきりでそうな作品。最初の20ぺージを我慢して読むと、その後はスルスルと読み切れると思う。
ネタばれならないように言うと、上巻を読み、下巻を読んで終わるのではなく、再度上巻を読んで見るべき。

因みに「KUBARK対敵諜報活動尋問」は実際に存在するCIA文書である。

　　　　　　　　

NTT東日本とNTT西日本の再統合 ～通信業界再編～

現在の固定電話網は、2025年には完全にIP網へ転換するため、廃止される。一番は、現在の交換機は既に製造停止となっており交換システムの設備を維持できなくなるからだ。
これに伴い、NTTグループの再編が行われる。目玉は、NTT東日本とNTT西日本の再統合である。あとは、第五世代携帯通信技術、所謂５Ｇであるが、これでオフィスなどビル屋内や地下などインドアにも小型基地局（Small Cell）が敷設され、今の通信速度の100倍、通信容量1000倍を実現させる。しかし、GPSの信号を受信できない屋内では、時刻同期技術の導入が必須で、これに注目した企業が動き出している。注目は、NTTドコモで、同社はこの５Ｇには対応することなく、NTTグループ会社にお任せすることに決定している。
通信キャリアのソフトバンクとKDDIの動向に注目だが、KDDIの前途は厳しい。