昨日、知人が中古車を買いたいと言うので、
会津若松市のホクシンオート(中古車店)まで行った。
地元では有名な恐竜のオブジェがある店である。
ナビにセットして出かけたのだが、通る道が車が
すれ違えないほどの細いあぜ道。
「あれほどの店が、客にこんな道を通らせるはずがない」
ぜったいセットミスだと思って、何度も試したのだが
結果は同じ。
しょうがない。行ってみるしかないな。
結果はたしかにホクシンオートには着いた。
しかし、そこはあきらかに従業員駐車場。
店に入るには脇の階段を上らなければならない。
車ではいけないのだ。
暑い時期、けっこうしんどかった。
カラクリはこうだ。
わかりづらいので地図で説明する。
- Google map 2016 -
お店を知っているお客さんは、国道49号線の上り車線から
簡単に入店する。青い線だ。
しかし、お店は2階になっており、お客さんは
お店の2階に駐車するわけだ。
じゃあ、1階は?
従業員の駐車場だ。
天井川のように国道が高くなっており、国道沿いの
店はこのような作りにしなければならなかったのだろう。
ここからがこの話の肝なのだが、ナビというのは
何で位置を割り出しているか?
GPS衛星だよね。
緯度・経度である。
残念ながらこの方法では、同じ位置の建物の1階、2階までは
判別できないのだ。
つまり、同じ緯度・経度の位置の1階と2階に偶然、
同じ駐車場があったわけだ。
それで、1階の従業員の駐車場へナビしてしまったのだ。赤い線。
お店の人が、乗ってきた車がないので私に聞いてきた。
「もしかして、ナビでお越しですか?」
「そうしますと、下の駐車場にお入れになったんですね。」
「ええ、従業員駐車場です(笑)。」
「かまいません。ナビでお越しのお客様はほとんど
下の駐車場にナビされるみたいです。」
と、言っていたぞ。
俺だけじゃなかったんだな。安心した。