懲りもせず、「四季島」撮り。
鉄でもないのに、これほど撮影するのには理由がある。
たった1日で、5回撮影(同じ車両)できるのだ。
それは「四季島」の特別なダイヤのせいなのだ。
磐越西線は単線のため、列車のすれ違いができない。
従って、どこかの駅で、すれ違いの列車を待つことになるのだが、
通常のダイヤに影響を与えないように、特殊な停車時間になる。
朝6:00ごろ山都駅を出発した四季島は、6:15分ごろ
喜多方駅に到着する。
ここで約1時間停車したのち、7:10くらいの下り列車が
喜多方駅に到着した後に、発車するのだ。
会津若松駅に到着するのが7:30ごろ。
ここで11:20くらいまで、約4時間停車する。
乗客が会津若松市の観光をするためだ。
そして、11:20ごろに会津若松駅を出発する。
1回目の撮影。山都駅-喜多方駅間。
ズームレンズなのに、寄らないでこの大きさにするには、かなりの「ガマン」がいる。
「四季島」ではなく「四季島のある風景」を撮りたいのだ。
新津-喜多方間は電化されていない。架線がなく画面がすっきりしている。
四季島はこの区間はディーゼルで走っている。
正確には、ディーゼルで発電してその電気で走っている・・みたいな話を聞いたことがある。自信なし。
2回目の撮影。喜多方駅。
停車時間が1時間くらいあるので、余裕で追いつく。
喜多方駅では、入場券を買って撮影するのは、お勧めしません。
なぜなら、肝心の先頭車両がホームから切れてしまい、正面から撮影できないのです。
「なんで、こんな間抜けなことするかな」と思ったんだが、四季島にはメインエントランス
という「正式な出入り口」があるのだ。
それを、改札口の正面にするためには、この位置にしなければならなかったようだ。
長時間の停車なので、普通列車に追い抜かれる。
3回目の撮影。喜多方駅-会津若松駅間。
1時間あるので、喜多方駅の撮影後、移動できる。
喜多方-郡山間は電化されているので架線がある。
パンタグラフを出している。えっ?見えない?失礼しました。
4回目の撮影。会津若松駅。これは去年の写真です。
最初の1時間くらいはホームにいるが、そのあと整備線(一番外側)に移動する。
入場券を買って、近くで撮影するのがお勧め。乗客は観光でいないので、
ウザがられる心配はありません。
逆に同業者(鉄)にウザがられないように(笑)。
5回目の撮影。会津若松駅-郡山駅間。四季島と磐梯山。
JR猪苗代駅近く。
こういう広角での撮影は、周りに同業者(撮影者)がいるとアウトなのだが、
この時は幸運にも、だれもいなかった。
まあ、写真をやっていれば、一度は撮影してみたいショットだよね。
ちなみにこれは、4時間は待てないということで、違う日の撮影です(笑)。
サーボAFだと先頭車両にピントを合わせなければならないので。どうしても
先頭車両が画面の中心になってしまいます。
そうすると、全体のバランスがとれないので、今回は「置きピン」という
テクニックで、MFで撮影しています。
ひえ~、排気口がモアレになっとる!デジタルの短所が・・・
近頃のカメラは賢いので、ピント位置をカメラに任せる、という方法もありますが、
はたして画面の中心から離れた先頭車両にピントを合わせ続けられるか・・・
一発勝負の撮影で、私はそんなギャンブルはできません。
なお、各撮影地点の到着時間は、その近くの駅の停車時間から推測するしかありません。
想像しているより、かなり遅いです。
やはり、金持ちの乗る豪華列車は、優雅に走るんでしょうなあ。
おまけとして、30分くらい撮影地に早く行くと、上り下りの練習用列車が2回通りますので、
それで、構図、ピント位置などを確認しておくと便利です。