旭川での旅、親友のKちゃんと13年ぶりに会って、話が尽きることがなかった。
電話では、話せない、いろんなことを、こんなに話したのは久しぶりだった。
本当に幸せな旅、ここ最近、これ以上の素晴らしい旅をしたことがないと思うくらい。
ただ、ひとつ残念だったことは、クロスカントリースキーが出来なかったことくらい。
Kちゃんのお宅に、滞在2泊目は、何と、Kちゃんが、大判振る舞いで、ホタテや蟹を、出してくれた。
あちこちで、土筆(つくし)も顔を出していた。
土筆なんて、子供の時に、見たっきりだ。
Kちゃんの庭に咲くフキノトウ。生まれて初めて、フキノトウを見た。
大きくなると、フキになるんだそうだ。
知らなかった。
七輪でホタテを焼いてくれる。外はまだ寒いので、中で食べる。
新鮮なホタテ、こんな美味しいホタテ、食べたことない~(*^_^*)
蟹は、北海道と言えども、高い。そんな高いの、買わなくてもいいと言ったのに、「たまだから」と言ってKちゃんは、大判振る舞いをしてくれた。
この日は、13年前に行って宿泊させていただいた、Kちゃんの仕事場でもある菜っ葉さんの宿に行った。残念なことに、宿主の菜っ葉さんは、3年前に、亡くなられた。
海外からのお客さんが多く、私と夫が、13年前に訪れた時も、フランス人のカップルが宿泊していた。
あの時は、生まれて初めて、そして多分、あれが、最初で最後であろうクロスカントリースキーというものを味わった。
あの時の楽しかったこと!!
スキーは、やりたかったけど、若い頃など、一度だけ会社の人に誘われて、長野のスキー場に行ったきり。楽しかったけど、あの時は、誰かが、ぶつかってきて、その後、むち打ち症になってしまった。やはり、危険なスポーツだ。
運動神経の鈍い私には、アルペンスキーよりも、ずっと安全なクロスカントリースキーが合っていた。
でも、その後、誰からもお誘いがなく、当時、小学生だった息子と二人で、関西から近い神鍋スキー場に行ったくらいだ。
雪はまだ、残っていた。ふもとの街は、雪がすっかり解けていたけど。
13年前の光景がよみがえってきた。
あれ、こんなだったっけ?
あの時は、もっと雪深くて、4月と言えども、吹雪になると、マイナス10℃になったものだ。
あの時は、3泊させていただいた。
オーナーの菜っ葉さんは酒好きで、夫にビールを、どんどん、おごりだから、と言って進めてくれたものだ。
全て天然の木造りで出来ている家具や、柱を見ると、圧倒される。
こんな場所、他には、ないだろう。
菜っ葉さんも弾いていたと言うピアノを弾かせてもらった。
大きな薪ストーブ、マイナス20℃でも平気だろう。
私たちが行った時は暑いくらいだった。
窓からの眺めも、とびきり、素晴らしい。
最近、改装したと言うお風呂、まさに雪見風呂だ。
クロスカントリースキーをしている人が2人だけいた。
少し歩いてみようと思って、近くを、歩こうとしたが、友人のKちゃんが、「今の時期、熊が出るかもしれないから、遠くに行かないで」というので、怖くなって、すぐ宿に戻って来た。
そして、暖かい、素晴らしい温泉の湯舟に浸からせてもらった。
この宿は、床に温泉を敷いて、暖房しているという。
本当に暖かい宿だった。
木のぬくもりも、素敵すぎて、溜息がでるくらい。
海外の人に、人気の訳がわかる。
でも、菜っ葉さん亡き後、奥さんだけでは、とても切り盛りしていけなくて、今は、知り合いの人のみを宿泊させているとのこと。
またいつか、ここに来れたらいいなあ。
でも、今は、スキー道具も貸していないし、菜っ葉さんがいた時とはちがって、夏場だけしか、オープンしていないらしい。
残念だと思う人は、大勢いるみたいだ。
それでも、この宿が、ずっと、続きますようにと、願うばかりだ。
オーナーの菜っ葉さんの奥さん、そして、それを支えていくKちゃんが、どうか元気で、あの宿をキープしていけますように。
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