沈丁花は穏やかに香っています。北風が冷たい。東北は雪が積もるかもって・・・・もう３月も下旬なのに。
確か、さくら前線は３月28日前後って言ってたけど、とても桜の木を見る気にもなれない。
3月の予定は全部キャンセルしたので今思えば正解だったと思える。
半月経っても大震災のショックは大きく、誰かに会いたい気持ちにもなれないし
ましてや電車にさえ乗る気にさえなれない。
それなりに、それぞれに皆の心に痛みを分けたらしい。
宮古市の友達(都内在住)のご両親ご一家は、避難所生活を終え親戚に身を寄せたと聞き、
ほんの少し安堵した。だからって居心地がいいとは思えないし…複雑。
友達は、無口で私が5回喋る内に1回位しか口を開かない。
それなのにメールで私に「私が悲しんではいられない。連絡が有ったら私がしっかり
しなくては・・・・」となかなか心強い。頑張れ～。
熊本の友達は「何しとると
大変じゃろお手伝いに行こーうか」と電話をくれた。彼女は宮崎県から熊本県に嫁いで35年、言葉もどっちの言葉か分らないミックス弁だ。
それが私には温もりが感じられ彼女と話すのは楽しい。
「九州新幹線のイベントは全部取りやめたよ
仕方が無いとよ」楽しみにしていたイベントも九州人だって、連日の大地震や大津波のニュースで
すっかり目は東日本を向いているらしい。
「Ｍちゃん(私)食べ物有ると
何を送ったらよか？」と優しい事を言う。お気持ちだけで嬉しくてぐっと来る。
九州にも買い占めの現象が伝染しているんだそうだ。ニュースを観て心配してくれたのね。
東京は何も無いって、確かに無いけど。でも大丈夫。そんな事に負けて居られない。
さすがにガソリンだけはどうにもならず、車に不自由は無かったそうで。
嬉しそうに、ははは、ポリタンクなんて持てないじゃろ
・・・・。ご主人はご住職なので煩く怒っているそうだ。「たまらんとよ
一言言ったら五言位は返って来るんよ
」と辟易だそうだ。それでもまさか九州まで買い占め病が伝染しているとは。信じられない。
お寺のご住職さんもお腹立ちの様で。
テレビのニュースでやるので、感染が速いらしい。
「熊本においでなっせ―
」と心配してくれているのが有難い。岩手の友達の事も心配していたけど、「6強の激震にも絶えて頑張っているってよ」と
伝えると安心したようだ。
新燃岳の噴火、口蹄疫、鳥インフルもさっぱりニュースで流されなくなったと、現実は未だ未だ
大変な様なのに。
古～い友達だけどいつまでも友達でいてくれて有難い事だ。
みんなで元気で居なくちゃね。頑張ろう～～。