セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

孫&バーバの初旅⑤身延線・甲府周り(終)

2013-03-31 | 旅行 見学
機嫌良く来宮駅迄下って行ったのに、みっ君が乗りたかった「リゾート21」は昨日乗車した物ではなく、普通列車で運行しますと言う事になり、力を失くしたみっ君が大きな時刻表で、考えた事。

東海道で富士駅に行き、身延線に乗り甲府駅まで行く事になった。しかも各駅停車。三時間はかかるかな?東海道線に乗ると、一両全部貸切かのように外国人ばかり。ドイツから26人のグループを組んで日本を楽しみに来たのだそうだ。二度ある事は三度ある。又々みっ君は英語で話しかけられてしまった。身体も小さいので、子供に見えるらしく親しみを覚えるのだろうか。

彼にすれば飛んだアクシデントだけれど、外国人と話をする良い機会を与えられたと思えば感謝感謝。外国人のバカンスって2.3週間なんて普通なのよね。日本人が短すぎるのよね。「一泊二日?」って驚いて訊き返して来た来た外人さんもいたもの。信じられないのでしょうね。本当に貴重な時間を皆さんに頂きました。

  身延線甲府行き

身延駅  
身延線を北上して行くとのどかな景色の中を入って行く。下部温泉、身延山等寄りたい所も有ったけど下りてはいけない旅なので其の侭車窓を楽しんだ。
みっ君は珍しい電車が来るとカメラばかりに集中していたが、帰宅してからが1週間は楽しめるかと思う。身延線は殆どが無人駅の様な感じがする。車掌さんも乗っていないのでワンマンカ―で二両編成。先頭から乗って先頭から下車するよう案内している。

「ドアは自分で開けて下さい」と案内して居る所も有った。東京にいては想像出来ない駅もあり、それもそれで楽しいローカルの旅。

未だ未だ沿線にはソメイヨシノが数キロも咲いていた。

                   


甲府駅で「あずさ」に出会う。
             
 
中央線甲府駅に着いて少し、駅前を散歩し、立川から南武線に乗り換え武蔵小杉駅で、横須賀線に乗り換え→→→→漸く出発地点に戻りました。17:00着。みっ君を送り家族から、夕飯をご馳走になり帰宅となった。
仲間達との旅とは一味どころか全く違う旅、3日間も旅に出ていた気分。それなりに楽しかった旅。班長みっ君もお疲れ様でした。ママには散財をかけましたね。良い経験になりました。


                         

孫&バーバの初旅④うたゆの宿

2013-03-30 | 旅行 見学
 ママ(娘)が手配してくれた宿

漸く辿り着いた宿「うたゆの宿」思いのほか満員の様だ。夕食は19:30になった。ミカンなど食べたりしたので、それ程ひもじくはないので、先に温泉に入ったりした。温泉は一寸熱め。不思議な事に温泉にはどなたも居ないので、まるで貸し切り状態。

どうしてこんなに空いているのかが分かった。宿の地下には立派なダンスホールが、最新のカラオケルームが、卓球でも麻雀でも何でも遊べるようになっている。今日は団体様がダンスに来ている様だ。
カラオケボックスも、川崎から見えたおば様は「二夫婦四人で、二カ月に一回は必ず来るのよ」と楽しそうだった。成る程ね~シニア層は裕福だと言われているが、皆さん思い切り遊びに時間を費やしている様だ。お幸せなセカンドライフネ。リピーターが多いって、営業上は大きな強み。

偏食の酷いみっ君の弱みは、ディナー。ご飯が秋田産のはえぬきだって、ご飯好きなみっ君はにっこり。ご飯だけが好きなみっ君は、ご飯の上にゆかりがかかっていたので、何とか食べられた。私はお陰でご飯を一口にしてサラダなど二人分をたいらげた。彼の一番のコンプレックスなので今回の旅では「食べなさい」と言わない事に決めていた。

  
 
                     美味しく頂きました。

熱海梅園は、私の子供達が小さい頃、おばちゃん(姑)が毎年お正月に来るのをとても楽しみにしていた所で、歩きながら、色々な思いがよぎった。みっ君と来たのは、何か意味が有ったのかもしれない。

梅は既に終わっていたけれど、その他の花や庭園が奇麗に整備されていて気持ち良かった。

  
   

  現在の熱海梅園                    馬酔木(アセビ)
 
   

明日の予定は又々「リゾート21」に乗りたいから朝食は7:30出発は8:30にしようね、とまるで団体旅行の様な事を言うので、早くベットに入った。夜中、みっ君は「僕は興奮して眠れない」と座っているので、明日疲れて動けなくなるよ・・と、無理に寝かせたらいびきをかいて寝ていた。6:30に起きて朝風呂に入って気持ちが良さそうだった。私は珍しく5:30に起きて露天風呂で、お喋りをしていた。皆さん幸せそうな方ばかり。夕べストレスを発散させたのかもしれないわね。

結局朝も来宮の駅迄「下り坂だから大丈夫だよ」と言われ、地元の人達と仲間の様に下った。結構いい気分で朝の散歩を楽しんだ。楽しい楽しい。旅の醍醐味みたいな気分を味わった。
まさか又スケジュール変更になるとは・・・・知らず。

孫&バーバの初旅③リゾート21

2013-03-30 | 旅行 見学
伊東線に乗ってまでも伊東に来た目的は「リゾート21」の列車にずっと乗りたかったからだ。車両の中の縦半分は海(相模湾)を向いていて其の侭のんびり眺められるからだ。半分は一列に座席が向かい合って、お一人様お二人様用になっている。

相模湾側に向いて座ると

私は未だ、天皇両陛下にお目にかかれた事に興奮がおさまらないが、みっ君は、憧れの「リゾート21」からの眺めに酔っている。
右隣のお兄さんは、下田からのお帰りで、皇室関係のお仕事をされてのお帰りだそうだ。何と言うご縁かしら。サービスに献上みかんを2個上げた。美味しいと喜んでいた。

       
   先頭車両内は段々になっていて、前方が見易い、で人気。

     右は海側
  先頭車両から見える前方景色

カメラを持った人がここを写している。
地元のおじ様がおっしゃるには、男の子の圧倒的なファンが多く、しかも先頭に乗りたいので、休日は早くから並んでいるそうだ。皆さん涙ぐましい努力ですって。

宿のお迎えは熱海駅15:30が最終なので、17:30着の二人は当然お迎え車には無理。隣の来宮駅(キノミヤ)へ一駅電車に乗り、熱海梅園の横にある宿に向かった。勿論タクシーに乗れば何でもない事で、あっと言う間に着いてしまう距離。みっ君は、頑固にもどうしても歩こう、と言う。


                 


熱海湾が見渡せる所、つまり山の上なので、勾配がきつい事。実際は1km位なのに相当きつい歩きになった。まあでも、地域が良く分かり私自身も楽しかった。

来宮に別荘を持っている方に何人にもお会いしたが、熱海より生活し易いし、慣れてしまうと、この坂も心地の良い物だと皆さんおっしゃった。贅沢なシニア生活の様だ。

孫&バーバの初旅②お召し列車

2013-03-30 | 旅行 見学
既に熱海駅に着いたのだから、宿に行って温泉に入りたいアミー。しかし今回の主役はみっ君なのだから、大人しく伊東線に付いて行った、いや行って上げた。

又してもボックス席に座ったカップルは下田東急ホテルに宿泊するのだと。
若々しいカップルではないが、新新婚旅行だそうだ。彼はノルウェー人、彼女はタイ人のカップル。彼女は美人ではないが、明るく性格の優しい利発な感じがした。
彼にみっ君の英語が伝わらないとニコニコ通訳をしてくれたり。彼女の妹さんは韓流ドラマに嵌まっていると、思わず私がのめり込んでしまった。私も英語がもっと出来たら更に楽しい旅になった事だと反省しきり。

優しそうな彼は、みっ君に北欧とアフリカ大陸の地図を縦ラインに描き(日本人には無い感覚)寒流暖流を説明し、だから自国は寒いんだよ、と説明をしていた。
彼らは3週間のハネムーン旅行に日本を選んだのだそうだ。富士山に近いからか外国人の多い事。

伊東駅でお別れしホームで見送った。
伊東はJR東日本の終着で次の駅から伊豆急になってしまうので仕方がないのだ。
 
 JR伊東駅駅舎
       JR伊東駅   

先ほどの新婚さんに「彼は海を見るのが大好きなのよ」って聞いたせいで、単純なみっ君はかけ出して海を見に行ってしまった。
携帯電話をしてみると海を見に来たと言う。伊東からは彼がどうしても乗りたいと言っていた「リゾート21」に乗りたいからとわざわざ伊東迄来たのに。
アミーは先日寄れなかった「東海館」によって、温泉に入りたかったのに。まあ目的が違うのだから仕方がないね、と諦めた。そして湯の花通りを歩く事にした。

 湯の花通り      

八百屋さんのおじさんが「このみかん皇室へ納める特別のミカンだから食べてごらん、伊東の農家から選ばれている農家なんだよ。薬もかけてないし、其の侭なんだから」確かに甘くて美味しい。宿で食べる為に10個程買った。
まさか伊東駅に戻ってびっくりなご縁が有ろうとは思っても居なかった。

伊東駅に行って見ると、いやに物々しい。はて?何か有るに違いない、と旅に出ると何故か感の冴えるアミーは、ホームに行く事にした。改札口で「次の電車は乗れませんからね」と言われたのに「何分停車ですか?」「一分です」と聞き間違いないと思った。

お召し列車

 
伊豆急とJRスタッフ、運転手、車掌の交替式

お召し列車が来るのだ。伊東駅で乗車員の交替式をする為スタッフが準備している。敬礼等して。
まさかの天皇、皇后両殿下が乗られていた。私は近付き急いで窓の傍によりお二人のお手振りに感激して、私もご機嫌でお手振り。最初は座っていらしたのに、少しして立ちあがり改めてお手を振られた。感激で涙がでそう。スタッフは敬礼直立不動なので、その場に居合わせた人だけラッキーなのだ。みっ君が傍にいたらもっと喜んでお手を振って下さったに違いない。
  
 天皇両陛下

みっ君は全くお召し列車も分からない位だから、テンションの上がっているアミ―との温度差のある事。お召し列車だけは何とか撮れたらしい。
美智子皇后の品の有る美しさに足の力が抜けそうだった。

孫&バーバの初旅①

2013-03-30 | 旅行 見学
 「青春18きっぷ」還暦を過ぎても使えるのよ

「鉄ちゃん」ことみっ君と、いよいよ初めての旅。赤ちゃんの頃は「機関車トーマス」でだ毎日喜んでいたのに、段階を経て、とうとう鉄ちゃんになってしまった。

私は、孫とは言え小さな子供を一人で連れて歩くと言うのは怖くて、事故でもあったら大変と、避けて来た事だ。よその方は買い物に連れて行ったりしていた様だが私には経験が無かった。
今回は、みっ君から誘われたり、彼の家庭事情で家族五人で動くのは暫く出来ないので、まあ中学生になったのだからと、思い切って同行する事にした。

温泉に行って、ゆっくりお喋りを楽しもうと思っていたのに、とんでもない事になった。みっ君は大きな時刻表とタイムテーブルをバインダーに挟んで、私にずっと説明を続ける。返事をしながらも眠くなる私。
妹達を置いて、自分だけ大人になった気分らしい。ご機嫌でたまらない。一番したかった旅のスタートを切ったのだ。

品川駅からスタート、国府津(コウヅ)→御殿場線に乗り換え蒲鉾型に西へ周り、沼津、三島駅へ。全てローカル線なので、待ち合わせがあって停車時間が有ったりすると、カメラ小僧は飛び出して行って写真を撮って来る。御殿場駅でも飛び出して駅舎を撮って来たという。

      

どこの駅(JR駅なら)でも、「青春18きっぷ」は出入りフリーなので、嬉しくて何度でも使っている。最初は、はらはらして「ちゃんとアミーに断ってから行きなさい」なんてイライラしていたけれど、その内どうでも良くなって「もう中学生なんだから、自分で何とか解決するでしょう」なんて、気分になってしまった。折角の旅に怒ってばかりじゃ楽しい思い出にならないものね。

                   
  御殿場駅で小田急ロマンスカーを見るのも楽しみだったらしい。

御殿場駅から、私達のボックスに乗りこんで来たご婦人は何とインドから観光に来たと言う4人グループの一人。私だけでは話しかけて来ないと思うけれど、みっ君には気を許して色々質問をして来た。聞き易い英語だったけれど、みっ君はすっかり緊張してしまい、おどおどしている。しかし時間が経つにつれ彼女が三島から新幹線に乗って東京・品川駅に行きたい、その後有楽町まで行きたいと言う事が分かってきた。

一週間の予定で日本の桜や富士山を楽しみにして来たらしい。貪欲に奈良、京都にも行って来たと。外国人の持っているチケットは大抵が新幹線でも何でも乗れて最後は成田となっている。
みっ君の単語の羅列でも、一生懸命理解しようと笑顔で耳を傾けてくれて、有難いと思った。

みっ君はフーフーしているが、良い初体験をさせて頂いた。

三島駅で新幹線の乗り換え口までみっ君がお連れしてここです、と指を指してお役目終了。ホッとして熱海駅へ行き、伊東線で伊東迄向かった。あららら又してもボックス席に外人さんカップルが