セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

シルバー大学 講演会⑥

2009-06-18 | セカンドライフ
【介護保険と区の高齢者福祉施策】

講師 区健康福祉事業部長 木下 徹氏

(1)なぜ介護保険か=制度の狙い
 ・家族だけでは、介護を負担しきれない⇒社会全体で支える仕組みが必要
                    〈介護の社会化〉
(2)介護保険制度の特色=税か保険か
 ・保健制度にすることでサービスは充実
  ⇒区事業の場合予算制約がある=民間は安心して参入できない。
 ・高齢者サービスの普遍化(費用の負担)
 ・地方分権
  財源構成、、認定基準は国が統一的に制度として決めている。
 ・保険料や給付(市町村特別給付)等各保険者が決められる。

(3)介護保険制度の構造
 ・保険者:当区
 ・被保険者:1号被保険者 65歳以上
         2号被保険者40歳から64歳、
 ・サービス事業者:高齢者福祉サービスは提供主体が多様化。
 ・財源 公費が半分(義務的経費)国費の増についてはこれまで抑制的。
 ・個人負担金額は当区は¥3900 都内最高¥4600最低¥3600市区町村により違う。
  東京都平均¥4015-

(4)サービスの手続き
  1)地域の高齢者の実態把握
  2)包括的・継続的マネジメント
  3)予防王マネジメント 

 [認定審議会] 訪問調査、主治医意見書により審査。
        主治医 いる 81.2%  いない 15%
    認定審査会 月~金行っている。
(5)ケアプラン作例 無料 10割給付 
  ・介護予防ケアマネジメント(要支援1.2と被該当者)
  ・介護ケアマネジメント(要介護1以上) 

   ◎介護予防ケアマネジメントの目的
    今まで出来ている事をこれからも出来るように&今まで出来ていた事を
    又出来るように。
   ◎介護ケアマネジメントの目的
    今出来ない事をどう補填するか。
(6)サービス利用
  ・要介護状態区分別の支給限度額がなぜ有るのか
  ・訪問介護サービスの留意点
  ・新しいサービス 
 ※各施設、サービスの内容は当区では大分充実してきた。(平成12年スタート以来)
 当区では小中一貫校が数箇所出来たため空いた学校を改築し次々入所施設等が
 出来て福祉の面では上昇気流に有る。少し期待できそう。 
 

ー前半だけでも資料や数字が多すぎてとても時間が足りないと思いながら休憩ー
 

認知症高齢者ケア体制を推進する重点施策
 ・サービスセンター併設の認知症デイ7か所
 ・グループホーム
 ・成人後見では多種有るが当区は社会福祉協議会も行っており成功している。
  全国トップの実績。

 ボケ→痴呆→認知症と言葉が変わってきてる。

 特に認知症の軽度の患者に対して虐待の率が多い
 息子が母親を見る→30%も
 娘、配偶者の順

 認知症が軽度の場合は地域の中で理解し個人を尊重しプライドを傷つけぬよう
 配慮が必要。
 もしおかしな事を言った時でもその人の環境、背景を理解し決して叱り
 つけたり暴言を吐いたりしない事は大切。

 映像を観ながら現実の様子を学んだが大分良く理解できた。
 しかし理解できた事と実際自分がその立場に立った時冷静に介護できるか
 と言うのは別問題だと思う。課題は多い。
 貴重な3時間であった。未だほんの入り口ではある・・・・ 

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